冷却(FEM)解析結果が収束しない場合があります。通常、このような問題は、金型要素と成形品要素間の一致が不適切であることが原因で発生します。不適切な成形品/金型の接触結果を確認することで、不適切な一致が原因で発生しているのか、および不適切な一致がある領域を確認できます。
不適切な成形品/金型の接触結果は、金型および成形品の四面体要素が適切に一致しているかを示します。これらの要素が適切に一致していない場合、解析は失敗します。
この結果は、既定ではスタディ タスク ペインに表示されません。解析実行後、この結果を新規プロットとして作成することができます。 ( )をクリックし、次に
[新規プロット]をクリックし、ドロップダウン メニューから
[プロット]を選択します。[不適切な成形品/金型の接触]が[利用可能な結果]に表示されます。
解析中、ソルバは金型の内部をチェックし、金型メッシュが成形品メッシュに一致しているかを確認します。完全にメッシュが一致している箇所では、不適切な成形品/金型の接触結果は青色で表示され、値はゼロとなります。接触がまったくない箇所では、不適切な成形品/金型の接触結果は赤色で表示され、値は 1 となります。冷却(FEM)解析を正常に実行するには、接触がまったくない赤色の領域があってはいけません。
不適切な成形品/金型の接触結果に赤色の領域がある場合は、金型を再メッシュして、これらの領域を修正します。