Autodesk Simulation Moldflow Communicator を使用して、成形品の 3D モデルを表示して、充填時間、反り、成形品温度、密度などの色コードで表示された解析結果を確認できます。
通常、結果は色コードで表示され、赤色は表示結果の最大値、青色は最小値を示します。モデル ウィンドウには、結果値範囲を示す虹色のスケールが参照用に表示されます。
アニメーション化できる結果もあり、成形サイクル中の結果の経時変化を表示できます。たとえば、充填時間結果をアニメーション化して、成形品が充填される様子を確認できます。
モデル ビューで同時にオーバーレイ表示できる結果もあります。たとえば、ウェルド ライン結果と温度結果をオーバーレイ表示して、ウェルド ラインの程度を確認できます。ウェルド ラインの発生箇所とウェルド ライン形成時の樹脂温度が同時に確認できます。
成形品内に切断平面を定義し、成形品の肉厚方向の結果の断面を確認できます。
解析のすべての結果は、Moldflow 結果ファイル(*.mfr)に含まれます。このファイルは最大 2 つのスタディから構成されるパッケージで、異なる成形条件を設定した同一または異なるモデルが含まれます。
Moldflow 結果ファイルに 2 つのスタディが含まれる場合、これらを並べて表示して比較し、より良い成形品を作成するには、どちらのモデルまたは成形条件を選択した方がよいかを判断できます。
成形品に対して、最大サイクル タイム、成形品重量許容値、最大成形機型締力などの生産基準がある場合、Moldflow 結果ファイルのスタディの実際の値の横にこれらの基準を表に表示できます。