クリティカル寸法

収縮解析では、収縮テストから得た対象の材料の収縮特性を考慮して、金型設計時に使用する推奨収縮許容値を計算します。

寸法の設定

部品図には、成形品の特定の寸法公差が記入されています。クリティカル寸法は、成形品の仕様要件によって指定された公差を満たす寸法を指します。クリティカル寸法とそれに関連する特定の公差は、[解析]メニューの[クリティカル寸法の設定]ツールを使用して定義できます。各クリティカル寸法が定義されると、成形品モデル上に両端矢印で表示されます。



クリティカル寸法の内の 1 つが識別されると、収縮解析では、計算された成形品全体の推奨 % 収縮許容値に基づいて、これらのクリティカル寸法が満たされているかを確認します。この情報は解析ログに記録されます。この情報を使用して、公差内の成形品を生産するために必要な金型寸法と成形品寸法を比較できます。

下図は、ボックス状の成形品に対して、クリティカル寸法がどのように定義されるかを示しています。