温度、ランナー(平均)結果は、Dual Domain結果で、サイクルの各タイム ステップで計算したランナーの厚み全体の平均温度を示します。
この結果は、型開閉時間を含むサイクル中の平均金型表面温度に基づきます。これは、各タイム ステップのランナーの厚み方向におけるすべてのラミネート温度結果を平均化して、ランナーの表面にプロットすることで計算します。温度ラミネート結果は、ランナーの厚み方向の有限差分法を使用して計算します。
ランナーの厚肉領域が、ランナーまたはゲートの薄肉領域よりも高温である結果が見られます。冷却ソルバーはせん断熱を考慮しないため、ゲートなどの薄肉領域は厚肉領域よりも高温であるべきではありません。この結果は、平均温度が突出可能温度や固化時間などの所定の値に到達するまでに要する時間を示します。さらに、この結果ではランナーに対する冷却管位置の影響が分かるため、冷却管の理想的な位置を確認することも可能です。
温度範囲を縮小することで、ランナー温度をより詳細に確認できます。これを実行するには、 をクリックし、
を選択し、[最大]ボックス内の値を低くします。
温度、ランナー(平均)結果の参照時には、次の点について確認します。