型締力結果

型締力結果は時系列の結果で、金型の型締力の経時変化を示します。

型締力は、成形品全体の圧力分布から得られる値です。この値は、充填圧力および保圧から生じる、金型を開く方向に作用する力の履歴です。

この結果の使用法

型締力は、射出圧力と成形品の投影面積の関数です。投影面積とは、XY 平面上に投影されたモデルの面積です。型締力が適切であるためには、加える最大型締力が成形機の最大型締力値の約 80% 以下で、安全率として 20% が確保されていることが履歴結果に示されている必要があります。

必要な安全率に影響を及ぼす要因には、他にもスライディング コアやガイド ピンなど、金型の構成によって必要となる個別の荷重があります。設計でこれらの構成部品が必要な場合は、より大きな安全率を確保する必要があります。

注: 正確な型締力を計算するには、型締力が Z 軸方向に加わる位置にモデルを配置します。XY 平面に対して重なる面を持つモデルでは、これらの面に対する型締力が追加されるため、誤解を招くような型締力履歴結果が生成されることがあります (予想を超える型締力の発生など)。
注: 上記のような変更は、ライセンスのある Autodesk Simulation Moldflow Adviser または Autodesk Simulation Moldflow Insight 製品を使用した場合にのみ実行可能です。

確認事項