反り解析ログには、解析の履歴が含まれております。
解析進捗テーブル
反り解析ログにある進捗テーブルには、次の列が表示されます。
- Kstep
- 非線形解析荷重のステップ番号
- Kstra
- 解析で使用した手法
- Nref
- 各ステップでの剛性マトリックスの再構成回数
- Nite
- 各ステップでの反復回数
- Ipos
- 自由度
- Negpv
- LDL 分解後の剛性マトリックスでの負の対角項
- Detk
- 構造が持つ剛性の相対的な指標最初のステップではこの値は必ず 1 です。したがって、1 より大きくなっている場合は剛性が上がっていることを示しています。
- Rfac
- ステップで加える荷重の比率。最後のステップでは 1 になっていることを確認する必要があります。
- 変位
- 各ステップでの Z 軸方向へのノードの変位
収束エラー
次のメッセージが進捗テーブルに表示されることがあります。
* 収束エラー *
または
* 発散の発生 *
これらのメッセージが表示された場合は、左から 2 番目の列(Kstra)を確認します。この列には、解析の際に使用された手法が表示されます。進捗テーブルに表示された Kstra の最後の値が 0~4 の範囲にあれば、解析に問題はありません。この値が 5 である場合、構造解析プログラムで平衡反復が得られなかったことを示すため、解析結果には信頼性がありません。