溶融層パーセンテージ結果

溶融層パーセンテージ結果は 3D 冷却解析で生成され、所定の時間に樹脂が固化していない層のパーセンテージを示します。

これは固化層パーセンテージ結果の逆の結果です。

この結果の使用法

通常、3D 成形品には冷却が困難な厚肉部分があります。速く固化する部分と、厚肉で固化に時間がかかる部分があります。この結果を使用して、成形品で冷却が遅い部分を確認できます。

成形品が十分に冷却されている場合、溶融層パーセンテージは非常に低くなります。成形品が金型内で十分に冷却されずに突き出された場合、成形品は金型の外で引き続き冷却するため、反りが発生しやすくなります。

注: 厚肉成形品は、突出処理に十分耐えられるように適切に設計する必要があります。突出手順に応じて異なりますが、ガイドラインとしては突出時の溶融比率は 20% 以下であることが妥当です。

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