樹脂 A と B の分布結果はコインジェクション解析で生成されます。この結果では、樹脂 A(スキン、赤色)と B(コア、青色)の浸透と分布が、総成形肉厚の比率としてレイヤーごとに計算されて示されます。
この結果の使用法
- 浸透目標 1
- 特定の量のコア材料を使用する場合(コア材料 30% で構成される成形品を生産する場合など)。
- 浸透目標 2
- コア材料をゲートから最も遠い成形品の末端ぎりぎりに(完全な末端ではなく)到達させる場合。末端ぎりぎりまでの到達では均一な分布が保証されますが、末端への完全な到達はコア材料が表面を突き抜けていることを表します。
- 分布目標
- 構造上の問題や反りの問題を発生させないために、コア材料を成形品全体に均一に使用する場合。
注: アニメーション スライダ バーを動かして、0 (成形品の内壁)~1 (成形品の外壁) の範囲の各肉厚層における樹脂 B の存在を確認します。各肉厚層で表示されるプロットでは、樹脂 A と樹脂 B の位置がそれぞれ別の色で示されます。
確認事項
- コア材料の適切な浸透
- コア材料の均一な分布
- 表面にはスキン材料のみが存在すること(肉厚方向表示位置 = 1)