選択可能な反り解析タイプがいくつかあります。
次の反り解析タイプがサポートされており、これらはプロセス設定ウィザードから選択できます。
- 座屈
- 成形品の反りが安定しているか不安定かを判別します。
座屈解析で反りが安定していると示された場合 (クリティカル荷重係数 > 1)、座屈解析から得られた変形結果は、成形品の最終的な変形後形状の正確な指標となります。
座屈解析で反りが不安定と示された場合 (クリティカル荷重係数 < 1) は、大変形解析を実行して、成形品の最終的な変形後形状を確認する必要があります。
この解析は、Midplane メッシュ モデルに対して実行します。
- 微小変形解析
- この解析タイプは、成形品の反りが安定していることが予想される場合に選択します。微小変形解析では、成形品内の応力-歪挙動が線形であると仮定されて、成形品の最終的な変形後形状が提示されます。
この解析は、Midplane、Dual Domain、および 3D メッシュ モデルに対して実行できます。
- 大変形
- 事前の自動解析または座屈解析の結果から成形品の反りが不安定と予想される場合は、この解析タイプを選択します。または、成形品の反りが安定しているか不安定かの判断が微妙な場合や、成形品の形状を正確に予測する必要がある場合にも、この解析タイプを選択します。大変形解析では、成形品内の応力-歪挙動が非線形であると想定されて、成形品の最終的な変形後形状が提示されます。
この解析は、Midplane および 3D のメッシュ済みモデルに対して実行できます。
- 自動
- ソルバーによって反りが安定しているか不安定かを判断するには、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、反りが不安定と判別された場合に Midplane メッシュを使用している場合は、追加の大変形解析が自動的に実行されて、成形品の最終的な変形後の正しい形状が特定されます。メッシュ タイプに応じて、自動解析によってまず座屈解析が実行されます。固有値が 1.5 未満の場合は大変形解析が実行され、それ以外の場合は微小変形解析が実行されます。