オーバーモールディング解析

オーバーモールディング解析は、2 ショット連続オーバーモールディング成形品を解析するために使用します。

オーバーモールディング解析は、2 ステップのプロセスから構成されます。まず、第 1 キャビティで充填+保圧解析が実行され (第 1 コンポーネント段階)、次に、オーバーモールディング キャビティで充填+保圧解析または充填+保圧+反り解析が実行されます (オーバーモールディング段階)。第 2 キャビティにおけるオーバーモールディング段階では、第 1 コンポーネント段階とは異なる材料を使用します。第 1 コンポーネント段階で射出されるインサートの温度は均一ではないため、オーバーモールディング段階で使用される金型と樹脂の温度は、第 1 コンポーネント段階終了時に記録された温度で初期化されます。

注: オーバーモールディング段階で第 2 材料が射出されたとき、第 1 コンポーネント段階で射出された材料は、温度は上昇しても、さらに溶融および流動はしないと仮定します。
注: 成形品インサートを含む 3D モデルにおけるオーバーモールディング コンポーネントの反り解析では、成形品インサートとオーバーモールディング コンポーネントが完全に接触 (密着) していると仮定して計算します。