変位量結果

変位量結果は、成形品の各ノードにおける変位(反り解析または応力解析)、あるいはワイヤーまたはパドルの各ノードにおける変位(半導体封止成形解析)を示します。

これは、 ベスト フィット 手法に基づいて元の形状と変形後形状が最も適合するようにオーバーレイする、または定義されたアンカー平面に基づきます。

変位量結果には、パドル(半導体封止成形解析)に応じて、次のようにいくつかのバリエーションがあります。結果は、 ベスト フィット手法に基づいています。
解析タイプ
実行した解析タイプ(微小変形または大変形)が、結果名に表示される場合があります。表されていない場合、結果は微小変形解析に適用されます。
実変位 VS 成分変位
各ノードの実変位、あるいは X、Y、Z 軸に沿った変位の成分を参照できます。軸方向は定義されたアンカー平面によって決まり、アンカー平面シンボルで示されます。
全要因 VS 反りの要因
4 つの変形結果セットがあります。
全要因
各ノードにおける総変位
収縮差
収縮差に起因するノードごとの総変位(反り量)の成分
配向差
配向に起因するノードごとの総変位(反り量)の成分
冷却差
冷却差に起因するノードごとの総変位(反り量)の成分
コーナー効果
コーナー効果に起因するノードごとの総変位(反り量の成分

この結果の使用法

実変位プロットでは、成形品の予測総変位が示されます。これは、既定の ベスト フィット 手法(上記を参照)または定義されたアンカー平面に基づきます。

[結果の確認]ツール [確認] の使用は、選択したノードの変形前と変形後の座標、および選択した連続する 2 つのノード間の変形前と変形後の距離を示すため、変位プロットにおいて特に効果的です。

[反りの原因の特定]オプションをアクティブ化した反り解析では、総変位結果が表示されるだけでなく、定義された反りの要因(収縮差、配向の影響、および冷却差)に基づいて総変位が分類されます。Midplane および Dual Domain 解析では、コーナー効果に起因する反りも表示されます。最大変位量値を持つ要因は、反りの主要因と考えることができます。反りの主要因を特定したら、その要因に応じて、全体的な反りを低減するための具体的な措置をとることができます。

注: 上記のような変更は、ライセンスのある Autodesk Simulation Moldflow Adviser または Autodesk Simulation Moldflow Insight 製品を使用した場合にのみ実行可能です。