熱電対温度、急速加熱冷却(開始からの非定常)結果

熱電対温度、急速加熱冷却(開始からの非定常)結果は、開始時から成形条件が安定するまでの、ユーザーが指定した熱電対位置における温度を示します。

急速加熱冷却プロセスを使用した場合、もしくは金型でヒーター カートリッジを使用した場合、ユーザーは指定した金型ノードの温度を使用して成形サイクルを制御することを選択できます。これにより、使用する熱電対によって、蒸気サイクルまたはバンドヒーターをオンまたはオフにすることができます。この結果は、射出成形機の開始時から成形条件が達成できるまでの、熱電対ノードの温度のプロットを出力します。

この結果の使用法

温度によるシステムの制御を指定すると、熱電対の目標温度によってサイクルの加熱過程および冷却過程をオンまたはオフにすることができます。

射出成形金型が作動温度に到達するには、いくつかの成形サイクルが必要です。使用する蒸気温度、ヒーター カートリッジの熱流束、型開閉時間などのプロセス設定を変更すると、成形品が繰り返し可能な品質にいたるまでに必要なサイクル回数に影響を与えます。

この結果は、異なるプロセス設定を比較するために使用できます。これにより、不良率の低減、および成形機を生産可能とするのに必要な時間を短縮できます。

確認事項

熱電対温度、急速加熱冷却(開始からの非定常)結果の参照時には、次の点について確認します。