樹脂充填領域結果(3D)

樹脂充填領域結果は、3D 充填解析、オーバーモールディング解析、圧縮タイプ成形プロセス解析の終了時に生成されます。この結果では、キャビティ充填時に 3D モデルのどの要素に溶融樹脂が充填されるかが、適宜間隔を置いて示されます。

充填された要素は緑色で表示され、充填されていない要素は透明で表示されます。

注: 圧縮タイプ成形プロセスでは、この結果は既定の設定として変形メッシュ上にプロットして表示されます。この既定の設定では、タイム ステップをクリックして、樹脂が成形品の形状に圧縮されていく様子を確認できます。この設定をオフにして成形品の結果のみを表示するには結果を右クリックし、[プロパティ]を選択し、[変形後メッシュに表示]をオフにします。

この結果の使用法

樹脂充填領域結果では、どこでジェッティング フローが発生したかがわかります。ジェッティング不良が発生した場合、成形品の 1 つの領域で充填と非充填が繰り返し行われた可能性があります。この影響は充填時間結果では確認できません。充填時間でわかるのは、1 回のみ(初回)のノードの充填です。

ジェッティングによって、充填が不均一になったり、成形品内にエアー トラップが発生したりすることがあります。また、冷却が不均一になったり、成形品の応力が増したりすることもあります。

確認事項

この結果をアニメーションとして再生して、ジェッティングを見つけます。ジェッティングは溶融状態の材料の蛇行状の流れとして出現します。

ヒント: 切断平面ツールを使用すると、不明瞭なジェッティングがより明確に表示されます。