保持圧結果

保持圧結果は、保圧過程(充填完了から)において計算された、各領域の最大圧力を示します。

最大保持圧に大きなばらつきがある場合は、保圧過程での圧力がキャビティの末端まで達していないことを示します。

この結果は、Midplane または Dual Domain 保圧解析、およびオーバーモールディング解析で生成されます。

保持圧の差異は、次の原因によって発生します。 異なる圧力で固化した領域には、収縮差の影響により、反り発生の可能性が高くなります。

この結果の使用法

保持圧結果を使用して、射出位置にかかる保圧がキャビティ全体に加わっていることを確認します。圧力分布が均一であれば、成形品が固化する際に均一な保圧が実現され、反り発生を防止できます。圧力のばらつきが大きいほど、反りが発生する可能性が高くなります。

注: 保持圧結果で表示されるすべての値が同時点で発生するわけではありません。各領域の最大圧力は保圧過程の異なる時点で発生します。
保持圧結果のばらつきの改善方法
  • 保圧の増加
  • 保圧時間の増加
  • ゲート サイズの変更
  • 保圧プロファイルの変更

確認事項