結晶化: 最終相対結晶化度結果

結晶化: 最終相対結晶化度結果では、突き出された成形品が雰囲気温度まで冷却された時点の、結晶化体積が、結晶化可能な総体積に占める割合を評価します。

成形品が金型から突き出された後も、成形品のコア部、特に厚肉部において、結晶化プロセスは継続する場合があります。結晶化解析では、成形品は突き出し後も通常環境下で冷却され、予測成形品温度が雰囲気温度に到達するまで継続すると仮定します。この成形後の計算結果は、結晶化: 最終相対結晶化度結果に保存されます。

相対結晶化度値の範囲は 0~1 です。値 0 は結晶化度がゼロである(材料が非晶相である)ことを示します。値 1 はその材料の[最高結晶化度]に到達したことを示します。このパラメータは[熱可塑性樹脂]ダイアログ ボックスの[結晶形態]タブに表示されます。

この結果は各要素に対して計算されます。充填+保圧解析の完了後、この結果は表示可能となります。

この結果の使用法

結晶化: 最終相対結晶化度結果は、コンターまたはシェーディング プロットを肉厚方向表示位置上にアニメーション表示できます。アニメーション プロットが既定で表示されます。

この結果は、XY プロットまたはパス プロットとしても表示できます。

ヒント: 解析ログには、成形品体積に対する結晶化済み体積の比率もレポートされます。