温度結果では、指定の時間における成形品の肉厚方向のすべての ラミネート(層)の位置での樹脂温度が示されます。
この結果は、樹脂温度と時間(一定間隔または特定の時間)の関係をプロファイル化したものです。
注: 圧縮タイプ成形プロセスでは、この結果は既定の設定として変形メッシュ上にプロットして表示されます。この既定の設定では、タイム ステップをクリックして、樹脂が成形品の形状に圧縮されていく様子を確認できます。この設定をオフにして成形品の結果のみを表示するには結果を右クリックし、[プロパティ]を選択し、[変形後メッシュに表示]をオフにします。
この結果の使用法
温度結果は、指定の時間、指定の肉厚方向表示位置における樹脂温度を示します。
注: 金型-樹脂接触面(成形品表面)の樹脂温度は、熱伝達係数(HTC)設定のために、指定された金型表面温度と異なる場合があります。
成形品の薄肉領域でフロー フロントの温度が低すぎる場合、ためらいやショート ショットが発生することがあります。フロー フロントの温度が著しく高い領域では、材料の劣化や外観の不良が発生することがあります。
フロー フロントの温度が、使用する樹脂の推奨樹脂温度範囲内に必ず収まるようにします。
ヒント:
- 反りが発生しないように、冷却および保圧分布をできるだけ均一にする。
- 適切な温度分布を達成するためには、射出プロファイルが必要な場合がある。
確認事項
- 通常、最後に充填される箇所やゲート周辺に発生する過剰なせん断熱を示すホット スポットを確認より均一な冷却の実現
- ためらいの発生を示すコールド スポットを確認
- 過剰なせん断熱または冷却
注: 上記のようなプロセス設定は、ライセンスのある Autodesk Simulation Moldflow Adviser または Autodesk Simulation Moldflow Insight 製品を使用した場合にのみ変更可能です。