線形熱膨張係数結果

線形熱膨張係数結果は、温度変化に応じて発生した収縮を示します。

保圧解析では次の結果が生成されます。
繊維配向解析では、次の Midplane および Dual Domain 解析結果が生成されます。
ヒント: [結果] > [新規プロット]をクリックし、この結果を XY またはパス プロットとして作成すると、特定の要素の線形熱膨張係数を確認できます。

この結果の使用法

材料の膨張は、繊維の配向(第 2 主方向)に対して垂直な方向よりも、流動方向(第 1 主方向)の方が少なくなります。分子が第 1 主方向と第 2 主方向に整列している場合、それぞれの主方向で線形熱膨張係数は異なります。分子の整列がランダムの場合、各主方向における線形熱膨張係数は同じになります。

Midplane および Dual Domain 解析の場合、解析の継続中、モデルの各ラミネートについて線形熱膨張係数が記録されます。そのため、モデル内のラミネートごとに異なる熱膨張結果が生成されます。各ラミネートの膨張係数は、既定のコンター プロットをアニメーション化することで確認できます。この場合、肉厚方向表示位置上に結果がアニメーション化されます。

この結果は熱荷重計算で使用するため、応力解析を開始する際には非常に重要です。

ヒント: モデルの単一のラミネートのコンター プロットを表示できます。[結果] > [プロット プロパティ]とクリックします。[プロット プロパティ]ダイアログ ボックスが開きます。[アニメーション]タブを選択し、[アニメーション結果の選択]ドロップダウン リストから[単一データセット]を選択します。