熱硬化性樹脂を使用した 3D 有限要素の金型非定常冷却シミュレーションを可能にするため、ヒーター(3D)要素プロパティの指定機能が強化され、制御機能([時間]、[目標温度を伴う時間]、および[熱電対])が追加されました。ヒーター(3D)要素を、カートリッジ ヒーター使用のシュミレーション、およびホット ランナーを加熱するいう元々の役割のために使用することが可能となりました。
金型内に適切に配置したカートリッジ ヒーターにより、射出成形サイクルの異なる時間に金型領域の加熱が可能となります。新しい[時間]オプションにより、指定した時間にヒーターをオンまたはオフにできます。[熱電対]オプションにより、特定の熱電対ノードの温度を指定して、金型の特定の領域を所定温度範囲内に保持する事ができます。
[目標温度を伴う時間]制御により、特定の時間の金型を所定温度に保持できます。プロセス設定ウィザードを使用して射出成形サイクルを設定し、これとは別に、カートリッジの加熱サイクルを設定します。しかし、この際にプロセス設定ウィザードで設定したタイミングを考慮する必要があります。[目標温度を伴う時間]オプションを使用して、型開時または型閉時にヒーター(3D)を加熱するかを設定できます。