リスタート ファイルを使用した解析の拡張

前に実行した解析を無効にするような変更がない場合は、リスタート ファイルを使用することで、前の解析を再実行ぜずに、順序の次の解析を実行することができます。

2 番目の解析で、解析順序を拡張したい場合に効果的です。たとえば、充填+保圧解析を充填+保圧 + 反り解析に拡張できます。

次の例では、充填解析を充填+保圧解析に拡張しています。

  1. 拡張する解析順序を含むスタディを開きます。
  2. スタディ タスク ペインの [充填]をダブルクリックします。
  3. [解析順序の設定]ダイアログ ボックスで[充填+保圧]を選択して、解析順序を拡張します。 プロンプトが表示されたら、スタディに関連する結果の[削除]を選択します。
  4. スタディ タスク ペインで [プロセス設定]をクリックします。
  5. プロセス設定ウィザードを使用して、保圧解析で必要な入力値を入力します。
    注: 金型表面温度、樹脂温度、充填制御または速度/圧力切り替え設定は変更しないでください。これらを変更するとリスタート ファイルは無効になり、解析順序全体を再実行することが必要となります。
  6. [解析実行]スタディ タスク ペイン内
充填解析のリスタート ファイルを使用して、拡張した解析が実行されます。
注: リスタート ファイルは、3D 連成フロー ソルバーでは生成されません。3D 連成フロー ソルバーを使用する各 3D 解析順序は最初から実行され、以前に生成された結果は無視されます。