メッシュの短縮

進行中の作業で、メッシュ品質の向上、およびメッシュ生成時間の短縮が実現しました。 詳細を以下にまとめます。

メッシュの生成

メッシュ アルゴリズム、およびマルチコア コンピュータのすべてのコアを使用する機能により、解析のメッシュステージで時間が短縮され、解析全体の時間が短縮されます。 メッシュに要する時間は、最大で 50 % 短縮されます。

この改善は、成形品および金型メッシュに適用されます。

厚さの表示の高速化

準備時間の短さに加え、肉厚計算の並列化によって厚さの表示時間も 30~50 %短縮されます。速度の改善は、64 ビット マシンで最も顕著になります。

並列化により、メッシュ作成全般のパフォーマンスも向上します。

フィレット サイズ制御

解析の精度を向上するには、より良いメッシュが必要となります。これは弦角度制御を使用することで実現できます。以前は、フィレットで生成できるノードが高密度で分布するため、要素数が大幅に増加していました。

フィレットで生成される要素数を減らすには、ユーザは弦角度オプションを有効にする際に[フィレット サイズ制御を許可]を選択できます。このオプションを選択するには、次に手順を実行します。

注:
  • この機能は CAD モデルでのみ利用可能で、IGES モデルまたは STL モデルでは利用できません。
  • 両方のオプションを選択してモデルが失敗した場合は、CAD パッケージでモデルを開き、サーフェス不良を確認して修正し、モデルを再度インポートします。