生産開始からの非定常解析の実行

生産開始からの非定常解析を実行して、1 つのサイクルから次のサイクルへの樹脂射出金型内の熱流動を監視して、安定した金型温度に到達するまでに必要なサイクル数を決定します。

注: CAD または STL 金型をインポートした場合は、まず、成形品、フィード システム、および冷却回路にメッシュを生成し、次に金型にメッシュを生成します。
注: Autodesk Simulation Moldflow Insight で金型をモデリングする場合は、まず、成形品、フィード システム、および冷却回路にメッシュを生成し、次に金型にサーフェス メッシュを作成した後、金型に 3D メッシュを作成します。
  1. モデルをインポートします。
  2. ゲート、ランナー、およびスプルーを含むフィード システムをモデリング、またはインポートします。
    注: フィード システムをカーブで表現する必要があり、カーブで表現していない場合は金型で考慮されません。
    注: フィード システムをインポートする場合は、射出位置を設定する必要があります。
  3. 冷却回路をモデリングまたはインポートします。
    注: 冷却管をカーブで表現する必要があり、カーブで表現していない場合は金型で考慮されません。
    注: 冷却管をインポートする場合は、[冷却管]のプロパティを割り当てる必要があります。
  4. ([ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [解析順序])をクリックし、冷却(FEM)順序を選択します。
  5. [プロセス設定ウィザード: 冷却(FEM)設定]ダイアログ ボックスで、[生産開始からの非定常]解析を選択します。
  6. [冷却(FEM)ソルバ パラメータ]ダイアログ ボックスで、使用するソルバを選択します。
  7. スタディ タスク ペインの[金型メッシュの作成]までのすべての作業が完了しており、3D メッシュ以外の作業にチェックマークが付いていることを確認します。
  8. CAD または STL 金型をインポートする、または ([形状]タブ > [作成]パネル > [金型サーフェス])をクリックし、金型サーフェスを作成します。
    注: すべての四面体要素が、金型サーフェスによって完全に囲まれていることを確認します。
  9. 金型レイヤーを非表示にして、([メッシュ]タブ > [メッシュ]パネル > [メッシュの生成])をクリックし、成形品、フィード システム、および冷却管にメッシュを生成します。
  10. Autodesk Simulation Moldflow Insight を使用して金型サーフェスを作成した場合、金型レイヤーを表示し、([メッシュ]タブ > [メッシュ]パネル > [メッシュの生成])をクリックし、金型にサーフェス メッシュを生成します。
    注: サーフェス メッシュにエラーがないかチェックし、次に進む前にエラーの修復をします。
  11. 金型レイヤーを表示し、 ([メッシュ]タブ > [メッシュ]パネル > [3D 金型メッシュ])をクリックし、3D 金型メッシュを作成します。
    注: 3D 金型メッシュにエラーがないかチェックし、次に進む前にエラーの修復をします。
  12. ([ホーム]タブ > [解析]パネル > [解析実行])をクリックし、解析を開始します。