アンダーフィル封止成形のダイナミック ディスペンス

アンダーフィル封止成形のダイナミック ディスペンスを利用するためには、考慮が必要ないくつかの要件があります。

アンダーフィル封止成形のダイナミック ディスペンスは、実際のディスペンス パスをより正確に反映するシミュレーションができる機能です。この機能を使用するには、ディスペンス パスの決定、開始ノードおよび終了ノードの設定、パス全体に沿って射出位置を割り当てる必要があります。最低 4 点の射出位置が必要ですが、ディスペンス パスに沿った射出平面上のすべてのノードを射出位置として割り当てることが望ましいです。

注: [ダイナミック解析の実行]オプションは 3D モデルでのみ利用できます。
  1. ディスペンス パスが、単一の連続するパスであることを確認します。パスは複数の平面であることが可能ですが、これらは接続している必要があります。クローズド ループは使用できません。
  2. ディスペンス パスの各平面には、直線エッジがあることを確認します。
  3. 各射出平面に最低 4 点の射出位置を定義します。また、要件ではありませんが、ディスペンス パスに沿った射出平面上のすべてのノードを射出位置として割り当てることを推奨します。
    注: 平面上のすべての射出位置が直線上に整列する必要はありません。
  4. ディスペンス パスの一方の端にある射出ノードのどれを開始ノードにするか、もう片方の端の射出ノードのどれを終了ノードにするかを決定します。
  5. ディスペンスのパス数を決定します。各ディスペンス パスでは、ディスペンス速度は一定です。しかし、異なるパスには異なる速度を設定できます。
  6. ショート ショットを防止するには、すべてのパスのディスペンス体積の合計は、キャビティ体積の最低 100% である必要があります。
    注: ディスペンス体積の合計には、キャビティ体積の 100% 以上を設定することが可能です。