アンダーフィル封止成形のダイナミック ディスペンスの設定

注: [ダイナミック解析の実行]オプションは 3D モデルでのみ利用できます。
ディスペンス パスに沿ってノードを射出位置として割り当て、どのノードがディスペンス パスの開始ノードおよび終了ノードであるかを把握しておきます。ディスペンス パスに沿った射出平面上のすべてのノードを射出位置として割り当てることを推奨します。
注: 各射出平面には最低 4 点の射出位置が必要です。

ダイナミック ディスペンスを設定するには、まず開始ノードおよび終了ノードに関連するプロパティを定義し、次に開始ノードおよび終了ノードを割り当てます。

  1. [コントローラの設定] ([境界条件]タブ > [ディスペンス]パネル > [コントローラの設定])をクリックし、[ディスペンス コントローラの設定]ダイアログ ボックスを開きます。
  2. [編集]をクリックし、[ディスペンス コントローラ]ダイアログ ボックスを開きます。
  3. [ディスペンス コントローラ]ダイアログ ボックスの[パスの開始ノードまたは終了ノード]セクションで、ドロップダウン メニューから[開始ノード]を選択し、[名前]ボックスで開始ノード プロパティに一意の名前を入力します。
  4. [データの編集]をクリックし、[ディスペンス データ]ダイアログ ボックスを開きます。
  5. 実行するディスペンスのパス数と各パスでディスペンスする封止材料の量を決定し、この情報を関連するボックスに入力します。最初のパスの開始時間は 0 に設定し、その後のすべてのパスの開始時間は、その前のパスの終了時間よりも遅い時間に設定します。[OK]をクリックし、[ディスペンス データ]ダイアログ ボックスを閉じて、[OK]を再びクリックし、[ディスペンス コントローラ]ダイアログ ボックスを閉じます。
  6. [ディスペンス コントローラの設定]ダイアログ ボックスで、終了ノード プロパティをまだ作成していない場合は、[新規]をクリックして作成します。
  7. [パスの開始ノードまたは終了ノード]セクションで、ドロップダウン メニューから[終了ノード]を選択し、[名前]ボックスで終了ノード プロパティに一意の名前を入力し、[OK]をクリックします。 これで、開始ノード プロパティ、終了ノード プロパティ、およびパス数が定義されました。

    これらのプロパティを、選択した開始ノードおよび終了ノードに割り当てる必要があります。

  8. [ディスペンス コントローラの設定]ダイアログ ボックスで、定義した開始ノード プロパティを選択し、モデルをクリックしてディスペンス パスの開始ノードを選択します (このノードは射出位置として定義しておく必要があります)。 選択したノード上に十字が現れます。十字の向きは関係ありませんが、十字の中心が選択した開始ノード上に重なっていることを確認します。
  9. [ディスペンス コントローラの設定]ダイアログ ボックスで、定義した終了ノード プロパティを選択し、モデルをクリックしてディスペンス パスの終了ノードを選択します (このノードは射出位置として定義しておく必要があります)。 選択したノード上に十字が現れます。十字の向きは関係ありませんが、十字の中心が選択した終了ノード上に重なっていることを確認します。
  10. [ディスペンス コントローラの設定]ダイアログ ボックスを閉じます。
  11. [プロセス設定] ([ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [プロセス設定])をクリックし、[ダイナミック解析の実行]チェックボックスをクリックしてダイナミック ディスペンスをアクティブにして、[OK]をクリックします。
  12. 他のすべての成形条件を設定した後、スタディ タスク ペインで[解析実行]をクリックしてシミュレーションを開始します。