プロセス設定、境界条件、およびメッシュ要素はすべて、スタディ ファイル内のデータ ブロックに記述されます。
各データ ブロックには、TSET と呼ばれる参照番号が割り当てられ、ブロック内容の特性を定義します。たとえば、TSET ¥{40800¥} は「成形品表面(Midplane)(既定)」要素を指します。1 つのスタディ ファイル内のいくつかのデータ ブロックは、同じ TSET を共有できます。たとえば、成形品で異なる要素の肉厚に違いがある場合があります。同じタイプ(TSET)のデータ エントリで、たとえば、肉厚に違いがあるなど異なるプロパティを持つ成形品表面(Midplane)要素を区別するには、TSetSub 値が追加されます。
TSET 番号の参照は、プログラム インストール フォルダのデータ フォルダにあるファイル「tcodeset.dat」で確認できます。C:\Program Files\Autodesk\Simulation Moldflow Insight 20xx¥data¥dat¥tcodeset.dat
例:
TSET{40800 1 "Part surface (Midplane) (default)" TSet # = 40800 TSetSub # = 1 Group name = "Part surface (Midplane) (default)"
例:
TRI3{117 0 3 0 0 "" 40800 1 745 746 793} TRI3{118 0 3 0 0 "" 40800 2 1777 1762 1761} TSET{40800 1 "Part surface (Midplane) (default)" TCOD{3026 "" 2.0000001e-003} … } TSET{40800 2 "Part surface(Midplane) (default)" TCOD{3026 "" 2.5000001e-003} … }
要素 117 と 118 はどちらも、ブロック参照 TRI3 { } で示されるシェル要素です。したがって、どちらも成形品表面要素、40800 を表す同じ TSET によって定義されます。しかし、これらには、一方の肉厚が他方より厚いという、異なるプロパティがあります。その結果、異なる TSetSub 番号によって定義されます。TSetSub = 1 は TSetSub = 2 よりも薄肉であることを示します。