引張弾性率、主方向結果は、1 単位の移動を発生させるために必要な応力を示します。
このヘルプ トピックでは、次の
繊維配向保圧解析結果について説明します。
- 第 1 主方向の引張弾性率
- 第 2 主方向の引張弾性率
この結果の使用法
第 1 主方向および第 2 主方向の引張弾性率結果は、解析の継続中、モデルを構成するラミネートごとに記録されます。そのため、モデル内のラミネートごとに異なる結果が生成されます。各ラミネートの引張弾性率は、既定のコンター プロットをアニメーション化することで確認できます。この場合、肉厚方向表示位置上に結果がアニメーション化されます。
第 1 主方向は、繊維配向の第 1 主方向と一致し、繊維配向解析で決定されます。第 2 主方向は、第 1 主方向に対して垂直です。
ヒント: モデルの単一のラミネートのコンター プロットを表示できます。これを実行するには、
![[プロット プロパティ]](../images/GUID-F45936F2-3369-4BAA-A3C0-0536BDEDA5B3.png)
をクリックします。
[プロット プロパティ]ダイアログ ボックスが開きます。
[アニメーション]タブを選択し、
[アニメーション結果の選択]ドロップダウン リストから
[単一データセット]を選択します。
ヒント: ![[新規プロット]](../images/GUID-F2274EA1-D638-45A1-857C-7AB5CCF8B6CB.png)
をクリックし、
[プロット タイプ]下で
[XY プロット]または
[パス プロット]をクリックすると、特定の要素の第 1 主方向および第 2 主方向の引張弾性率を確認できます。
直交性仮定
繊維充填コンポジットの熱機械的特性計算は、繊維充填材料プロパティは 3 つの直交主方向で異なるという直交性仮定に基づいています。この仮定の下に、9 つの独立した機械的定数と 3 つの独立した熱膨張係数があります。Midplane/Dual Domain モデルで必要な機械的定数は、反りのシェル構造解析の単純応力仮定に基づき、 4 つのみ(第 1/第 2 主方向の引張弾性率、ポアソン比 v12、せん断弾性率 G12)です。
直交セットオプションでは、9 つの機械的定数(E1、E2、E3、v12、v23、v13、G12、G23、G13)と 3 つの CTE(第 1/第 2/第 3 方向における熱膨張係数)を同時に選択します。
注: [直交セット]オプションにアクセスするには、
[充填+保圧]を含む解析順序が選択されている必要があります。
をクリックします。[プロセス設定ウィザード]ダイアログ ボックスが開きます。
- [次へ] を必要に応じてクリックし、ウィザードの[充填+保圧設定]ページを開きます。
- [繊維配向解析(繊維充填材料の場合)]オプションを選択し、[ファイバー パラメータ]をクリックします。[繊維配向ソルバー パラメータ]ダイアログ ボックスが開きます。
- [コンポジット プロパティ計算オプション]をクリックし、[繊維充填プロパティ出力]ドロップダウン リストから、[直交セット]を選択します。