コマンド ライン スイッチを使用すると、Autodesk Navisworks に異なるスタートアップ ルーティンを指定できます。
コマンド ライン スイッチを使用して、プログラムの起動時に複数のオプションを指定できます。たとえば、別の言語での Autodesk Navisworks の実行、追加のメモリ チェックの実行、ファイルの読み込みおよび追加、エラー報告の出力などが可能になります。また、コマンド ライン スイッチを使用すると、異なる起動オプションごとに別々のプログラム アイコンを設定することもできます。
コマンド ライン スイッチは、Microsoft® Windows® ショートカットのアイコンまたは Windows の[ファイル名を指定して実行]ダイアログ ボックスに関連付けられた roamer.exe コマンド ラインに追加するパラメータです。1 つのコマンド ラインに複数のスイッチを含めることができます。有効なスイッチの一覧を次の表に示します。
コマンド ライン スイッチ | 引数 | 説明 |
---|---|---|
-AppendFile | [inputfile] | 現在ロードされているファイルにファイルを追加します。 |
-CreateCache | [inputfile] | 設計ファイルのキャッシュ(NWC)ファイルを作成します。 |
-DisableProgress | スイッチの処理中に進行状況を示すダイアログを表示しないようにします。 | |
-dump | ファイル_名前.dmp | 指定したファイルにエラー レポートを出力します。引用符で囲んでファイル名とファイルのパスを指定する必要があります。 |
-EnableProgress | スイッチの処理中に進捗状況を示すダイアログを表示します。 | |
-ExecuteAddInPlugin | [plugin] [arg1 arg2 ...] | 追加の引数をアドインに渡して、指定したアドインを実行します。 |
-Exit | 前のコマンド ライン スイッチが処理されると roamer を終了します。 | |
-HideGui | Autodesk Navisworks ユーザ インタフェースを非表示にした状態で roamer.exe を起動します。 | |
-lang | en-US = 英語 | 指定した言語で Autodesk Navisworks を起動します。既定のロケール以外の言語で Autodesk Navisworks を実行することが可能です(たとえば、英語の既定のロケールで Autodesk Navisworks の日本語バージョンを実行することができます)。 |
de-DE = ドイツ語 | ||
es-ES = スペイン語 | ||
fr-FR = フランス語 | ||
it-IT = イタリア語 | ||
ja-JP = 日本語 | ||
ko-KR = 韓国語 | ||
pt-BR = ブラジル ポルトガル語 | ||
ru-RU = ロシア語 | ||
zh-CN = 中国語(PRC) | ||
-log | ファイル名.txt | 指定したファイルにログを出力します。引用符で囲んで絶対ファイル パスを指定する必要があります。例: "C:¥temp¥log.txt"。 |
-memcheck | メモリ エラーの追加のチェックを有効にして Autodesk Navisworks を実行します。 | |
-NoGui | ユーザ インタフェースを使用せずに roamer.exe を起動します。 | |
-nwc | [inputfile] | Autodesk Navisworks は、バックグラウンドで入力ファイルを NWC 形式に変換します。引用符で囲んで絶対ファイル パスを指定する必要があります。例: "C:¥temp¥a.dwg"。 |
-nwd | [出力ファイル.nwd] [入力ファイル] | Autodesk Navisworks は、バックグラウンドで入力ファイルを NWD 形式に変換し、指定したフォルダに保存します。引用符で囲んで絶対ファイル パスを指定する必要があります。例: "C:¥temp¥b.dwg"。 |
-OpenFile | [inputfile] | ファイルを開きます。 |
-options | ファイル名.xml | Autodesk Navisworks を起動して、指定したグローバル オプション ファイルからグローバルオプションをインポートします。引用符で囲んで絶対ファイル パスを指定する必要があります。例: "C:¥temp¥my_global_options.xml"。 |
既定のプリンタ ドライバとポートを使用してドキュメントを印刷します。 | ||
[printer] | 既定のドライバとポートを使用してドキュメントをプリンタに出力します。 | |
[printer] [driver] | ドライバと既定のポートを使用してドキュメントをプリンタに出力します。 | |
[printer] [driver] [port] | ドライバとポートを使用してドキュメントをプリンタに出力します。 | |
-Register | このコンピュータの全ユーザを対象にして、roamer.exe を COM に登録します(管理者権限が必要です)。 | |
-RegisterPerUser | 現在のユーザのみを対象にして、roamer.exe を COM に登録します。 | |
-ShowGui | Autodesk Navisworks ユーザ インタフェースを表示した状態で roamer. exe を起動します。 | |
-Unregister | このコンピュータの全ユーザを対象にして、roamer.exe を COM から登録解除します(管理者権限が必要です)。 | |
-UnregisterPerUser | 現在のユーザのみを対象にして、roamer.exe を COM から登録解除します。 |
コマンド ライン スイッチを使用するための構文:
"drive:pathname¥roamer.exe" [switches] [“file1”] [“file2”] [“fileN”]、ここで [switches]は有効なコマンド ライン スイッチ(順不同)を示しており、 [file1]...[fileN]は必要に応じて共に読み込んで追加するファイルを示しています。引用符で囲んで絶対ファイル パスを指定する必要があります。
たとえば、次のエントリは、ロシア語の Autodesk Navisworks という名前のフォルダからプログラムを起動し、 グローバルオプション ファイル options.xml を読み込んで、ログ ファイル log.txt を作成します。
"C:¥Autodesk Navisworks¥roamer.exe" -options "C:¥temp¥options.xml" -lang ru-ru -log "C:¥temp¥file.log"