構造柱ファミリを開始する

柱ファミリの作成を開始するときには、次にある 3 つのビューのいずれかが表示されます。これには、複数の参照面を持つ下の参照レベル タグと上の参照レベル タグがある正面(Front)立面図ビュー、均等寸法の 2 つのセットと複数の参照面がある平面図ビュー、および 3D ビューがあります。ジオメトリ作成を開始するビューは、どれであってもかまいません。ジオメトリは、これらビューのいずれでも定義できます。全体の幅と奥行きの寸法を平面図ビューに追加してラベルを付けるといった場合もあることでしょう。これは、異なるサイズの柱を一覧表示する場合は便利です。

Revit LT では柱を作成する場合、平面図ビューにあるジオメトリの左下コーナーに回転コントロールの記号が自動的に追加されます。柱をプロジェクトへ追加すると、このことに気が付きます。[修正]をクリックし、柱ジオメトリを選択してから回転コントロールの矢印をドラッグすると、平面図ビューで柱を回転できます。

次の操作方法は、柱ファミリを作成する上での一般的な操作方法です。実際の手順は、デザインの意図によって異なる場合があります。

  1. [新規作成] [ファミリ]をクリックします。
  2. [開く]ダイアログで、テンプレート フォルダから column.rft を選択して、[開く]をクリックします。
  3. ファミリのジオメトリを作成します。ソリッド ジオメトリの作成方法については、「ソリッド ジオメトリとボイド ジオメトリを作成する」を参照してください。
  4. 必要に応じて、追加した標準寸法があればラベルを付けます。カーソルを寸法文字の上に置いて右クリックします。[ラベルを編集]をクリックし、寸法の名前を入力します。この名前は、ファミリのプロパティに表示されます。この名前を変更すると、プロジェクトの該当ファミリ タイプのすべてのオカレンス(現れているもの)に適用されます。また、さまざまなサイズの他のファミリ タイプを作成するのに名前を使用することもできます。
  5. [基準点を定義]および[参照]のプロパティで、参照面とスケッチ線のプロパティを設定します。
  6. [保存]をクリックして、ファミリを保存します。Revit LT では RFA 拡張子の付いたファイルとして保存されます。