RSN.ini ファイルは、サーバ ベースのワークシェアリングに必須です。このファイルには、管理者の役割が有効になっている特定の Revit アプリケーション ワークステーション、Revit Server アクセラレータ、または Revit Server インスタンスに利用可能な Revit Server ホストのリストがあります。
一般的に、Revit Server のすべてのインスタンスがインストールされると、Revit Server ネットワークの管理者は、すべてのホストのリストが含まれるこのファイルのマスター コピーを作成し、Revit アプリケーション ワークステーション、アクセラレータ、管理サーバにそのファイルを配置して、必要に応じて編集し、個々のホストへのアクセスをコントロールしたり拒否します。Revit アプリケーション ワークステーションの場合、RSN.ini ファイルによって、ファイル ナビゲーション中に表示されるホストが決まります。同様に管理サーバの場合も、このファイルによって Revit Server Administrator からアクセスできるホストが決まります。次の表は、このファイルがないか不完全である場合の結果の概要を示します。
RSN.ini ファイルが次の場所に存在しない場合 | 結果 |
---|---|
チーム メンバーの Revit アプリケーション ワークステーション | ファイル ナビゲーション ウィンドウで[Revit Server ネットワーク]を選択すると、空白になります。 |
Accelerator(またはファイルが不完全な場合) | モデルを別のホストに移動すると、アクセラレータはキャッシュに保存されたモデル データを使用できません。 |
管理システム | Revit Server Administrator にコンテンツが表示されません。 |
RSN.ini ファイルを作成するときは、1 行ごとにそれぞれの Revit Server ホストの名前または IP アドレスを入力します。アンダースコアで始まるサーバ名や 63 文字を超えるサーバ名は、ファイル ナビゲーションにロードされません。RSN.ini ファイルは次の場所にインストールされます。
C:¥ProgramData¥Autodesk¥Revit Server 2014¥Config¥RSN.ini
(Windows XP の場合: C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥Autodesk¥Revit Server 2014¥Config¥RSN.ini)