ワークセットから要素を借用するときには、[ワークセット]ダイアログ内に、自分の名前が借用者として表示されます。この名前は、プロパティ パレットの[編集者]パラメータにも表示されます。
要素を借用するには、その要素を変更することが最も簡単です。要素の所属先であるワークセットが別のユーザによって所有されていない場合には、自動的に自分が要素の借用者となり、変更を行うことができます。
要素を借用するには、次の手順に従います。
- 自分が編集可能ではない要素を選択します。ステータス バーで、[編集可能のみ]オプションが選択されていないことを確認してください。
こちら側で編集不可能な要素には、これらを作図領域で選択したときに[要素を編集可能にする]アイコンが表示されます。
- 作図領域で、
(要素を編集可能にする)をクリックするか、要素を右クリックして[要素を編集可能にする]をクリックします。 要素を編集しているユーザがいない場合は、開かれる要素はこちら側で編集可能です。
別のチーム メンバーが要素を編集中であるか、要素の所属先であるワークセットの所有権を持っている場合には、そのチーム メンバー(オーナ)がその要素を中央ファイルに再保存するか、要素を放棄して、こちら側でその要素の最新版を再ロードするまでは編集できないことを示すメッセージが表示されます。
注: 別のチーム メンバーが編集中である要素を変更しようとすると、同じメッセージが表示されますが、その要素を借用する要求を行うことができます。 - [エラー]ダイアログで、[要求を掲載]をクリックします。
[要請された編集要求]ダイアログが表示されます。
- オーナが要求に関する自動通知を受信します。 注: このオーナが中央ファイルと同期して要素を放棄する場合は、要求は自動的に許可されます。
- この要請が承認されたかどうかを確認できるように、[要請された編集要求]ダイアログを開いたままにすることができます。または、[閉じる]をクリックしてダイアログを閉じ、作業を続行することができます。要素の編集を行おうとした場合、エラー ダイアログの[キャンセル]をクリックすると、編集をキャンセルできます。
ファイルに他の変更を加えず、保存せずに閉じた場合は、ローカル ファイルを再度開くときに承認または否認通知を受け取りません。通知を受け取るには、閉じる前にファイルを保存します。
注: ［要請された編集要求］ダイアログを閉じても要求はキャンセルされません。要求が承認または否認された場合は、通知メッセージを受信します。要求の状態を確認するには、ステータス バーで
(変更要求)をクリックするか、［コラボレート］タブ 
[同期]パネル 
(変更要求) をクリックして[変更要求]ダイアログを開きます。
既定では、中央ファイルと同期するときには借用した要素が放棄されます。[中央ファイルと同期]ダイアログの[一時要素]を選択解除すると、借用した要素を保持することができます。
