色やパターンの複雑度とサイズは、レンダリング速度に影響を与えます。パターンが複雑になるほど、詳細をキャプチャするためにレンダリング エンジンが計算に必要とするサンプルが多くなります。レンダリング エンジンは、同様のサーフェス処理のエリアを識別でき、大規模で均質なエリアの範囲にある外観を予測計算できるときに、最適に動作します。
たとえば、滑らかな白黒のサーフェスは、滑らかなパターン入りサーフェスよりも速くレンダリングされます。大規模なパターンは、密集的で入り組んだパターンよりも速くレンダリングされます。詳細な穴あきのサーフェスは、簡易なサーフェスよりもレンダリングに時間がかかります。
レンダリングに必要な時間が長くなる(長め~最も長い)マテリアルのレンダリングの外観は、メタル ペイント、斑点状のメタル、打ち出しメタル、水、すりガラス、および穴あきメタルです。これらのマテリアルのレンダリング時間は、それらがあるシーンの範囲に比例して長くなります。
ドラフト品質~標準品質の設定での複雑なマテリアルには、多くのアーチファクト(レンダリング イメージ内の小規模の誤りや不整)が表示される場合があります。木目の床やメタル マリオンなどの不完全な反射のマテリアルは、まだらに見えます。これらの問題は、[ぼかし反射の精度]値を調整することで改善することができます。(詳細は、「レンダリング品質設定」を参照してください。)
レンダリング時間を著しく増やすことなくパターン付きのサーフェスとシルエットの外観の品質を向上させるには、[イメージの精度(アンチエイリアシング)]値を調整します。(詳細は、「レンダリング品質設定」を参照してください。)照明の奥行きはほとんどないが鮮明なジオメトリがあるイメージを作成するには、[イメージの精度(アンチエイリアシング)]に 6 などの高い値でドラフト品質を使用します。