ファミリをテストする

ファミリエディタでは複雑なコンテンツを作成できますが、コンテンツを実際のプロジェクトで使用する前に問題を特定するためのしっかりとしたテスト計画が必要です。次の一般的なガイドラインに従うと、コンテンツの品質を向上できます。特定のファミリタイプには追加のテストが必要になる場合があります。

ファミリエディタ

すべてのファミリパラメータをテストして、ファミリパラメータを修正するときにジオメトリが正しく動作および調整されることを確認します。
すべてのファミリタイプをテストします。タイプを変更して適用し、ジオメトリを検査して、寸法と関係が維持されることを確認します。
ホストに基づくファミリで、ホストが正しく動作することを確認します。ホストの厚さを変更して、ファミリジオメトリが適切に調整されることを確認します。
ファミリプレビューイメージで[ビューをプレビュー]を使用していることを確認します。
すべてのビューを確認して、さまざまな詳細レベルでファミリが適切に表示されることを確認します。また、異なるモデルグラフィックススタイルが適用されたときに適切に表示されることを確認します。
拘束をテストします。
- ジオメトリのエッジで形状ハンドルをテストし、すべてのジオメトリが参照面または参照線のいずれかに拘束されていることを確認します。
- 寸法パラメータをテストして、実際のジオメトリではなくパラメータによって参照面または参照線が調整されていることを確認します。

プロジェクト環境

テストプロジェクトを使用して、プロジェクト環境にファミリをロードし、すべてのビューで問題がないかどうかをチェックします(ファミリにタイプカタログが含まれている場合、それを使用してファミリをロードします)。
すべてのビュー(平面図、天井伏図、立面図、断面図、3D)のすべての詳細レベル(簡略、標準、詳細)でファミリの外観を調べます。
ワイヤフレーム、隠線処理、シェーディング、一定の色、リアリスティックといった、異なるモデルグラフィックススタイルのファミリの外観を検査します。
すべてのファミリタイプをテストします。タイプを変更して適用し、ジオメトリを検査して、寸法と関係が維持されることを確認します。
新しいタイプを作成し、すべてのパラメータを変更して、すべてのビューで問題をチェックします。
すべてのマテリアルの割り当てを変更して、マテリアルがジオメトリに適切に関連付けられていることを確認します。
ヒント: ファミリジオメトリをより効果的に検査するには、すべてのマテリアルのタイプパラメータをガラスに変更します。ファミリジオメトリがガラスとして表示されない場合は、マテリアルパラメータが適切に割り当てられていません。
ファミリがマテリアルタイプのパラメータを使用していないことを確認するには、カテゴリおよびサブカテゴリのマテリアルを修正します。
ホストされたファミリの場合:
- ホストされたファミリを提供されたホストの厚さに配置し、ファミリの使用に適したすべてのホスト(インプレイス壁やマス要素を含む)でファミリが動作することを確認します。
- ホストの厚さを 25% ～ 400% の範囲で修正し、接続されていないジオメトリやジオメトリから切断された可能性のある平面図の表現をチェックします。
すべてのビューでファミリの外観を再度検査し、ジオメトリが予想どおりに表示されることを確認します。
すべての参照に寸法を記入し、すべての参照を壁にスナップします。
テストレンダリングを作成します。
ファミリ内で作成されたジオメトリで、次のコマンドをテストします。
- コピー/貼り付け
- 回転
- 鏡像化
ファミリプレビューイメージで[ビューをプレビュー]を使用していることを確認します。
実際のプロジェクトでファミリをテストしてそのパフォーマンスを確認し、ファミリの設計意図とプロジェクトが一致することを確認します。
集計表を作成し、ファミリが予想どおりに集計を行うことを確認します。

ファミリ固有のテスト

ファミリタイプ	例	テスト
自由に配置	家具、点景	関連するプロジェクトコンテキストでテストします。たとえば、家具または収納設備要素をテクスチャのある床に配置し、要素で床がマスキングされることを確認します。
ホスト済み	窓、ドア	ファミリがホストと正しく相互作用することを確認し、別のホストの厚さに調整します。
面に基づいたテンプレート	照明器具	ファミリが面に適切にアタッチされており、アタッチされたオブジェクトの面に不適切に埋め込まれていたり、離れて投影されていないことを確認します。
詳細コンポーネント	詳細コンポーネント	ファミリ型のジオメトリに正しくスナップされていることと、配置されているジオメトリをマスキングしていることを確認します。