採光方法を決めるときは、十分な窓面積を確保するとともに、ガラスからのグレアや太陽光による不要な熱増加を抑えられるように、慎重にバランスを検討する必要があります。ライト シェルフは、グレアと直接的な熱増加をコントロールするための 1 つの方法です。
ライト シェルフは、通常は目の高さよりも高い位置に取り付けられる水平な要素です。ライト シェルフにより、窓が下部の眺望部分と上部の高窓に分けられます。詳細なモデルでは、屋外用、屋内用、またはそれらを組み合わせたライト シェルフを使用できます。ライト シェルフは、建物に組み込むことも、別途取り付けることもできます。ガラスは、採光用のガラスと眺望用のガラスに分けられます。2.0~2.5 フィートのライト シェルフは、下部の眺望用ガラスをシェーディングし、上部の採光用ガラスから光を取り込みます。
重要なデザイン要素としては、方位、面における位置(屋内、屋外、または両方)、ライト シェルフの深さなどがあります。たとえば、屋内用のライト シェルフは光の向きを変えますが、屋内に取り込まれる光の量が少なくなることもあります。
北半球では、南面のライト シェルフで最大の効果が得られます。北面でもグレアを効果的にコントロールできますが、光をスペースに跳ね返す効果はありません。東面と西面のライト シェルフは、光をスペースに跳ね返す効果は得られない場合もありますが、直接の熱増加やグレアを抑える効果的な方法です。南向きの部屋の場合、屋内用ライト シェルフの深さは、シェルフの上の高窓の上端の高さとほぼ同じにします。
屋外用ライト シェルフを使用すると、窓の近くの昼光は減りますが、光の均一性が向上します。屋外用ライト シェルフの推奨される深さは、作業面より上のシェルフの高さとほぼ同じです。冷房負荷や太陽光による熱増加を減らすには、屋外用ライト シェルフを使用すると、シェーディングと採光の両方の要件を最もバランスよく満たすことができます。