パフォーマンスの低下
Revit
では、印刷および壁結合部のクリーンアップに、マルチスレッド メソッドがサポートされています。既定では、印刷時のマルチスレッド化された隠線の削除が有効になっています。
壁結合部でクリーンアップのマルチプロセスを実行するとき、CPU コアが 2 つしかない場合は、マルチスレッドを管理する際のオペレーティング システムのオーバーヘッドが原因でパフォーマンスが若干低下することがありますが、ハイパースレッドの CPU コアが 4 つある場合は最大 27% パフォーマンスが向上します。CIP データによって示されるように、CPU コアが 2 つあるシステムは
Revit
システムの最も一般的な構成であることに変わりないため、この機能のマルチプロセスは既定ではオフになっています。
壁結合部のクリーンアップのマルチプロセスを有効にするには、Revit.ini ファイルに次のエントリを追加します。
[PerformanceOptimizations] ParallelWallJoins=ON
壁結合部のクリーンアップのマルチプロセスを無効にするには、Revit.ini ファイルの[PerformanceOptimizations]セクションにあるエントリをすべて削除するか、マルチプロセスの最適化の一方または両方の状態を明示的に設定します。
[PerformanceOptimizations] ParallelWallJoins=OFF ParallelPrintProcessing=OFF
注:
Revit.ini ファイルは
%APPDATA%¥Autodesk¥Revit¥<product name and release>
のフォルダにあります。
親トピック:
壁のトラブルシューティング