表示設定とグラフィック表示に対する上書きのほとんどは、[表示/グラフィックス]ダイアログで行われます。ただし個々の要素の上書きだけは、[ビュー固有の要素グラフィックス]ダイアログで行われます。
[表示/グラフィックス]ダイアログから、カテゴリに既に適用されている上書きを表示することができます。あるカテゴリのグラフィック表示が上書きされていると、セルにはそのグラフィックのプレビューが表示されます。カテゴリの上書きが行われていないと、セルは空白であり、要素は[オブジェクト スタイル]ダイアログで指定されているとおりに表示されます。
例
次の図では、柱カテゴリ投影/サーフェス線の上書きがあります。
Revit リンク モデルと要素やワークセット内の要素の表示設定の詳細については、「リンクモデルの表示」および「ビュー内のワークセットの表示を変更する」を参照してください。
点群の表示設定については、「点群の表示」を参照してください。
特定の目的に適したビューを作成する
要素の表示設定とグラフィック表示をビューでコントロールできるため、特定の目的に適したビューを作成することができます。
こういった可能性には次のものが含まれます。
- 家具のレイアウト: 照明天井伏図にハーフトーンで家具を表示します。
- スプリンクラのレイアウト: ハーフトーンの天井伏図に目立つようにスプリンクラを表示します。
- 家具平面図: ハーフトーンの平面図で、部屋の名前と番号を含む家具とそれに関連付けられた記号を表示します。
- 設備平面図: 業務用キッチンのレイアウトと同様に、床に取り付けられた設備は目立つように表示され、壁に取り付けられた設備は代替の線分の太さとともに表示されます。また、フードなどの天井の設備は、ハーフトーンの電力設備図に 3 番目の線分の太さとともに表示されます。
- 耐火区画図: 1 時間、2 時間とその他の耐火区画を、等級を区別できるようにハーフトーンの平面図に表示します。頭上の非常口表示とスプリンクラは 1 つの色で、壁に取り付けた警報装置と消火器は他の色で表示できます。
- 改修工事: 歴史的な改築を検討している建築物にある既存のマテリアルの年代を表示します。たとえば、17 世紀のフィーチャは線分の太さ 1で表示され、18 世紀のフィーチャは線分の太さ 2で表示され、計画中の改築は線分の太さ 3で表示される、といった具合です。