気象データ

建物の位置は、[位置の気象および外構]ダイアログの[位置]タブで指定されます。既定の都市リストを使用すると、選択した場所の経度と緯度の座標は、『2005 ASHRAE Handbook of Fundamentals』から抽出された、4400 を超える世界気象機関(WMO)の気象台の外部データベースと比較されます。最も近い WMO 気象ステーションとその気象データが選択され、[気象]タブに値が表示されます。

冷房負荷計算では、その場所の月間の 1 パーセンタイル温度に対応する最大乾球温度とともに、設計日が年の 12 か月のそれぞれに対して取得されます。これは、その月において、平均して時間のうちの 1% がある温度を超えた場合、その温度を指します。乾球温度の毎日の範囲と特性、および対応する湿球温度の値は、ASHRAE データベースのデータから導き出されます。空気清浄度は、現在すべての場所で 1 に設定されています。これは、特定の場所に対するデータが利用できるようになったときに、今後のバージョンで更新されます。

暖房負荷計算については、設計外部乾球温度は、その場所の年間 99 パーセンタイル温度に設定されています。これは、何年にもわたり平均して、時間のうちの 99% がある温度を超えた場合、その温度を指します。

選択した都市、その座標、および気象情報は、建物データ オブジェクト中に保存されます。