熱的快適性をシミュレートする

熱快適性は Autodesk Simulation CFD によって計算される流れと熱伝達の結果によって導かれるため、解析の実行前または完了後に有効にすることができます。

解析に関する基本的な考慮事項

流れ

[実行]ダイアログで、[流れの計算][伝熱計算]の両方を有効にします。輻射はオプションです。

注: 最良の結果を得るために、シミュレーション完了後に[輻射]を有効にし、[収束計算数]を 0 に設定してから、[実行]をクリックします。これにより、熱快適性の計算で輻射ソルバの計算したジオメトリ表示係数が使用できます。ただし、モデルのサイズがかなり大きくて輻射を適切に実行できない場合、形態係数はリソースの消費量が少ない近似投影法を使用して自動的に計算されます。

解析を実行する前に熱快適性を有効にするには:

  1. [実行]ダイアログの[コントロール]タブで、[出力結果オプション]ボタンをクリックします。
  2. [熱快適性]チェック ボックスをオンにします。
  3. 環境の特性を定義するには、横にある[係数]ボタンをクリックします。

完了した解析に対して熱的快適性を有効にするには:

  1. 前述の方法で熱快適性の結果量を有効にします。
  2. [実行]ダイアログの[コントロール]タブで、[次から継続]フィールドの値を前回の反復計算時のままにしておきます。
  3. [収束計算数]0 に設定し、[実行]をクリックします。

解析が始まったように見えますが、これ以上反復計算の解析は行われません。熱快適性の結果が計算され、可視化できるようになります。