材料データベース

Autodesk Simulation CFD と一緒にインストールされる材料データベースは Default と呼ばれ、流体、固体、ファン、およびその他(CTM、TEC、LED デバイスを含む)の 1 つ以上の例からなる幅広いライブラリが含まれています。このデータベース内の材料を変更することはできませんが、それらをカスタムデータベースにコピーして変更することは可能です。

カスタムデータベースはプロジェクト毎の材料整理や材料への迅速なアクセスに有効です。インストール時にはユーザ定義材料という名前のカスタムデータベースが作成されます。追加のデータベースも容易に作成できます。

場合によって、バージョンの更新やメジャー リリースの際に Default 材料データベースで材料が更新されたり追加されたりすることがあります。この場合に影響を受けるのは、Default データベース内の材料のみです。カスタムデータベース内の材料がバージョン更新等の影響を受けることはありません。

データベースの作成と管理を行うには

材料エディタを開くには、[材料]状況依存パネルの[材料エディタ]をクリックします。

[データベース]タブをクリックします。

データベースを選択するには

材料の割り当てや作成においては、データベースを選択する必要性がたびたび生じます。材料エディタではいくつかの方法でデータベースの選択が可能です:

  • 材料データベース名メニューから選択します。
  • リスト領域を開き、そこから選択します。データベース内で新しい材料を作成するには、新規材料を右クリックします。
  • [プロパティ]タブで、[データベースに保存]リストから選択します。これにより材料が選択したデータベースにコピーされます。

材料を適用する場合は、[材料]クイック編集ダイアログの[材料データベース名]でデータベースを直接選択します。

ローカル(インセッション)データベース

材料が作成、適用され、しかしカスタム材料データベースに保存されていない場合、この材料はデザイン スタディとともにローカル材料データベースに保存されます。この材料は、カスタム材料データベースに保存しないと他のスタディで使用することはできません。

ローカルデータベースはデザインスタディの一部であり、デザインスタディに適用されたすべての材料が透過的に保存されています。ローカルデータベースは、デザインに適用されたカスタム材料が別のセッションで変更され、データベースに保存されても変化しないようにするものです。材料がデータベースに保存されると次のようになります:

  • デザインスタディに適用された材料は変更されないままです。
  • クイック編集ダイアログ内のデータベースエントリはローカルと表示されます。
  • その特性は、カスタムデータベースに同じ名前で保存された材料とは異なります。

CFdesign 2010の材料データベース移行

CFdesign 2010 がインストールされたコンピュータに Autodesk® Simulation CFD をインストールすると、材料データベース ファイルが新しいインストール フォルダに Materials2010.mdb という名前でコピーされます。このデータベースは材料エディタ内に Materials2010 として一覧表示されます。

CFdesign 2010から他の材料データベースファイルをインポートするには:

  • 材料エディタを開き、データベースタブで追加をクリックします。
  • ファイルメニューから材料データベースをインポート...を選択します。

2010からインポートされる材料データベースファイルのファイル権限は、読み取りおよび書き込みアクセスを含むように変更されます。

注: べき乗則等により参照圧力および温度に依存する材料では、材料内で定義された参照プロパティを使用されます。[従属変数]ダイアログの[シナリオ環境を使用]チェック ボックスは自動的にオフになります。