解析をライブではなく、時間を置いて実行するようにスケジュールできます。たとえば、日中作成した複数のモデルを夜間に実行するようスケジュールできます。基本的な手順は、次のとおりです。
解析ウィンドウ([解析][解析]
[シミュレーションを実行])の[スケジュール]ボタンをクリックすると、[解析のスケジュール]ダイアログが表示されます。このダイアログは、解析を実行する時刻などのパラメータを設定するものです。
現在スケジュールされている解析を確認するには、[解析][解析]
[バッチ解析]コマンドを使用します。このダイアログから、スケジュールされたタスクを削除または編集できます。行を選択して、右クリックして、オプションを選択してください。[編集]オプションでは、Windows スケジュール タスクが使用されます。詳細については、Windows マニュアルを参照してください。(Windows スケジュール タスクが使用される場合でも、バッチ解析は Windows タスクにリストされません。)
スケジュールされた時刻になると、ユーザによってユーザ インタフェースから開始されるように、解析が正確に開始されます。警告、特にチェック モデル フェーズでのジオメトリ警告が発生した場合は、警告を確認するまで処理が停止します。解析が実行されている間は、解析ウィンドウが表示されます。このウィンドウはライブ解析のように、ログ ファイルの確認、解析の停止などに使用します。例外として、[結果]環境で結果を監視することはできません。
(1 つのファイルに複数の設計シナリオがある場合を除き、)バッチ解析が連続で実行されることはありませんが、ユーザは解析を連続で実行するバッチ ファイルを作成することができます。この機能は、algor.exe プログラムによって実現します。このプログラムは、バッチ解析で使用されるものと同じプログラムであるため、バッチ モードで一連の解析を実行する場合にも上記の同じ基本手順が適用されます。
バッチ モードで一連の解析を実行する手順は次のとおりです。
“drive:¥path to Autodesk Simulation¥algor.exe -s list drive:¥path to model¥model name.fem”
ここで
たとえば、このバッチ ファイルでは、モデル名付き括弧内の設計シナリオ 1 および 3 が解析さます。このモデルが完了すると、設計シナリオ 2 から 5 はモデル構造内で解析されます。この処理の後、モデル パイプ配管内のすべての設計シナリオが解析されます。
C:¥Program Files¥ALGOR¥21.00¥algor.exe -s 1,3 D:¥my FEA models¥job1¥bracket.fem
C:¥Program Files¥ALGOR¥21.00¥algor.exe -s 2-5 D:¥my FEA models¥job2¥structure.fem
C:¥Program Files¥ALGOR¥21.00¥algor.exe -s all D:¥my FEA models¥job2¥pipe run.fem