[乗数テーブルの編集]は、時間に依存する解析の荷重の荷重曲線を容易に作成できるユーティリティです。このユーティリティは、荷重ダイアログで[曲線]ボタン、または[荷重曲線を表示/編集]ボタンを押すことでアクセスできます。(ボタン名は荷重または解析タイプによって異なります。)[荷重曲線]フィールドの番号は乗数テーブルの編集 で作成される荷重曲線の番号になります。既存の荷重曲線の番号を入力すると、その曲線がエディタに表示されます。存在しない荷重曲線の番号を入力すると、空の荷重曲線がエディタに渡されます。乗数テーブルの編集 で作成した荷重曲線は、[解析パラメータ]ダイアログ ボックスでも表示できます。
荷重曲線の入力を作成するには、数多くの方法があります。
[方程式]フィールドで使用する方程式を定義してください。Xを変数として使用してください。この変数をクリックして[方程式]フィールドにドラッグするか、キー入力することで、以下の既定の関数の 1 つを使用できます。
例えば、方程式 5*SIN(3.25*(2*p)*X) では 5 の振幅で、 3.25 Hz の周波数の正弦曲線が生成されます。0 の Start X、 0.33 の End X で、0.01 の間隔の場合、生成された曲線はサイクルの 30 データ点で、ちょうど 1 サイクル(1/3.25 Hz = 0.308 秒)となります。
[節点を上書き]チェック ボックスがオンの場合、方程式エディタは方程式を変更するとすべてのデータ点を消去し、新しい方程式で作成したデータ点のみを使用します。異なる時間帯にさまざまな方程式を用いて区分的な関数を作成するには、このオプションをオフにしてください。
表 1: 方程式エディタの関数
( ) | 式をグループ化する括弧です。 |
^ | 値を累乗する |
* / + | 乗算、除算、和および差 |
ABS | この関数は独立変数の絶対値を使用します。 |
ARCCOS | この関数は独立変数の逆コサイン形式を取ります。結果はラジアン表記となります。 |
ARCOSH | この関数は独立変数の逆双曲線コサイン形式を取ります。結果はラジアン表記となります。 |
ARCSIN | この関数は独立変数の逆サイン形式を取ります。結果はラジアン表記となります。 |
ARCTAN | この関数は独立変数の逆タンジェント形式を取ります。結果はラジアン表記となります。 |
ARSINH | この関数は独立変数の逆双曲線サイン形式を取ります。結果はラジアン表記となります。 |
ARTANH | この関数は独立変数の逆双曲線タンジェント形式を取ります。結果はラジアン表記となります。 |
COS | この関数はラジアンで、独立変数のコサイン形式を取ります。 |
COSH | この関数は独立変数の双曲線コサインを計算します。使用する計算式:![]() |
DEG | この関数は独立変数に、![]() |
EXP | この関数は独立変数に定数 e を累乗します。 |
INT | この関数は独立変数のすべての値の小数点以下を切り捨てます。その結果、独立変数が 1.2345 の場合、この関数の出力は 1.0 となります。 |
LN | この関数は独立変数の自然対数形式を取ります。 |
LOG | この関数は独立変数の対数(底が 10)を計算します。 |
P | πの値(3.1415926) |
RAD | この関数は独立変数に、![]() |
SIN | この関数はラジアンで、独立変数のサイン形式を取ります。 |
SINH | この関数は独立変数の双曲線サインを計算します。使用する計算式:![]() |
SQR | この関数は独立変数の平方根形式を取ります。 |
TAN | この関数は独立変数のタンジェント形式を取ります。サイン値とコサイン値の商 |
TANH | この関数は独立変数の双曲線タンジェント形式を取ります。双曲線サイン値と双曲線コサイン値の商 |
荷重曲線データは昇順に並べる必要があるため、必要に応じて[ソート]ボタンを押して行をソートしてください。