曲線材料モデルは、トラス、2D、ブリック、および 4 面体要素に使用可能です。この材料モデルは、すべての MES/非線形構造解析に応用できます。このモデルは地質材料の応答を説明します。このモデルでは、現在の体積ひずみの区分線形関数によって、瞬間的な体積弾性率およびせん断弾性率が定義されます。明示的な降伏条件は使用されず、材料に荷重がかかるか否かは、体積ひずみの履歴によってのみ決まります。材料特性は、複数の体積値に対して表形式で入力します。[行を追加]ボタンをクリックすると、このテーブルの一番下に行を追加できます。テーブルから行を削除する場合は、目的の行を選択し、[行を削除]ボタンをクリックします。ひずみ値は昇順に入力する必要があります。[ソート]ボタンをクリックすると、ひずみの大きさを基準にデータを並べ替えることができます。材料特性は、2 つのひずみ値間で線形補間されます。ひずみ値は、モデル内で発生するひずみの範囲をカバーする必要があります。[インポート]ボタンをクリックして、csv ファイルから材料特性をインポートすることもできます。csv ファイルのデータは 4 列構成であることが必要です。これらの特性は、テーブルに表示されるときと同じ順序にする必要があります。
ひずみ
この材料特性は、トラス要素にのみ適用可能です。応力データが得られるひずみについて正確な値を指定します。応力値は、2 つのひずみ値間で線形補間されます。ひずみ値は、モデル内で発生するひずみの範囲をカバーする必要があります。
応力
この材料特性は、トラス要素にのみ適用可能です。各ひずみ値における応力値を指定します。応力値は、2 つのひずみ値間で線形補間されます。
体積ひずみ
この材料特性は、2D 要素、ブリック要素、および 4 面体要素にのみ適用可能です。応力データが得られる体積ひずみについて正確な値を指定します。体積ひずみは、(ローカル軸 1 方向のひずみ + ローカル軸 2 方向のひずみ + ローカル軸 3 方向のひずみ)/3 という式から求められます。応力値は、2 つの体積ひずみ値間で線形補間されます。体積ひずみ値は、モデル内で発生する体積ひずみの範囲をカバーする必要があります。
体積弾性率
この材料特性は、2D 要素、ブリック要素、および 4 面体要素にのみ適用可能です。各体積ひずみ値に対し、載荷体積弾性率を指定します。載荷体積弾性率は、E/3*(1-2ν)という式から求められます。ここで、E は材料の弾性率、ν は材料のポアソン比です。この用語は、モデルが荷重を加えられた状態のときに使用します。
除荷体積弾性率
この材料特性は、2D 要素、ブリック要素、および 4 面体要素にのみ適用可能です。各体積ひずみ値に対し、除荷体積弾性率を指定します。除荷体積弾性率は、E/3*(1-2ν)という式から求められます。ここで、E は材料の弾性率、ν は材料のポアソン比です。この用語は、モデルが荷重を取り除かれた状態のときに使用します。
せん断
この材料特性は、2D 要素、ブリック要素、および 4 面体要素にのみ適用可能です。各体積ひずみ値に対し、せん断弾性係数を指定します。せん断弾性係数は、せん断応力の傾きと、比例限界の前の材料のせん断ひずみとの比です。弾性率と呼ばれることもあります。