レポートをカスタマイズ

レポートをカスタマイズする [レポート] [設定] [設定] 機能(詳細は前のページの「レポートを構成する」を参照してください)のほか、[オプション] [レポート作成]タブからレポートの以下の項目について既定を設定できます。

カスタム ロゴ セクション

[カスタム ロゴの基本設定]セクションでは、カスタム ロゴを使用するかどうかを指定できます。カスタム ロゴは HTML レポートの最初に表示されます。[カスタム ロゴを使用]チェック ボックスをオンにすると、使用するファイルを参照できます。このチェック ボックスがオフの場合は、既定のロゴがレポートの最初に表示されます。

カスタム透かしセクション

[カスタム透かしのオプション]セクションでは、カスタム透かしを使用するかどうかを指定できます。カスタム透かしは背景の静止画像として HTML レポートに表示されます。[カスタム透かしを使用]チェック ボックスをオンにすると、使用するファイルを参照できます。

注: カスタム ロゴとカスタム透かしは、モデルについて最初に作成された時点でレポートに配置されます。レポート作成後は、[ツール]: [オプション]: [レポート作成]タブのチェック ボックスのオン、オフが切り替えられても、ロゴと透かしは変更されません。ただし、[レポートを構成]コマンドを使用すると、作成後にロゴまたは透かしを手動で置き換えることができます。

画像の既定

レポートに追加された画像の既定の位置とサイズは、[画像の既定を変更]ボタンを使用して定義できます。すべての既定オプションは、[レポートを構成]の特定の画像について上書きできます。

[左][中央][右]の各位置合わせオプションによって、レポート内の画像の位置を調整できます。

画像のサイズは、比率で指定する場合は[尺度を使用]を、長さの単位で指定する場合は[サイズを使用]を使用してください。整数ピクセルが使用されるため、画像の最終的なサイズはわずかに異なります。[アスペクト比を維持]ボックスがオンにした場合、レポートに追加された各画像は、幅と高さの比率を維持したまま拡大または縮小されます。[アスペクト比を維持]を有効にすると、画像の幅または高さを指定し、他の寸法を拡大または縮小できます。

カスタムスタイル セクション

レポートのメッセージ セクション([解析パラメータ]、[パーツ]、[要素]、[材料]、[荷重]、[拘束]など)のカスタマイズは、[操作]: [レポートを構成]コマンドではなく、代替カスケード スタイル シート(CSS)でカスタマイズできます。代替 CSS ファイルは、[オプション] [レポート作成]で定義できます。[カスタム スタイル シートを使用]チェック ボックスをオンにすると、[選択ディレクトリ/ファイル名]ボタンをクリックして CSS ファイルを選択または定義できます。この css ファイルは、[CSSの情報を変更]ボタンをクリックすると修正できます。12 個のボタンとともにダイアログが表示されます。各ボタンからアクセスできるダイアログで、フォントや背景などの適用可能なパラメータをレポートの特定のセクションに定義できます。このダイアログの上部には 2 つのラジオ ボタンが表示されます。[Autodesk シミュレーション標準スタイルを使用]ラジオ ボタンを選択すると、ALG_RPT.css ファイルがそのセクションで使用されます。[カスタム スタイルを定義]ラジオ ボタンを選択すると、ダイアログ内の設定が使用されます。[カスタム スタイルの設定]セクションには、そのセクションの新しい CSS ファイルのプレビューが表示されます。

作成されたカスタム スタイル シートは、レポート環境メニューの[レポート] [設定] [カスタム CSSファイルを使用]チェック ボックスをオンにすると、標準スタイル シートの代わりにレポートで使用されます。[カスタムCSSファイルを使用]を切り替えると、[レポート] [設定] [リフレッシュ]からレポートを更新できます。

注: [結果のプレゼンテーション]がレポートに含まれており、[結果]環境でウインドウが開かれている場合は、レポートのリフレッシュによって、それまでの[結果]画像が現在の[結果]ウインドウの画像で更新されます。[結果]ウインドウが開かれていない状態でレポートがリフレッシュされた場合は、それまでの[結果]画像が維持されます。

レポート テンプレート セクション

レポート テンプレートを保存(詳細は前のページの「レポートを構成する」を参照してください)した後は、レポート テンプレートの 1 つを既定として選択できます。既定のテンプレートは、新しく作成するレポートに使用できます。新しいレポートのすべてに既存のテンプレートを使用するためには、

  1. 設計シナリオ レポートの場合は[既定のレポートテンプレートを選択/テンプレートの維持]ボタンを、マスター レポートの場合は[既定のマスターレポート作成テンプレートの選択/テンプレートの保守]ボタンをクリックします。
  2. ダイアログの左側にあるテンプレートのリストから任意のテンプレート名をハイライト表示すると、そのテンプレートのレイアウトが右側のペインに表示されます。
  3. [OK]ボタンをクリックすると、選択したテンプレートの名前が[オプション]ダイアログに表示され、[カスタム レポート テンプレートを使用]チェック ボックスがオンになります。新しいレポートに既定のテンプレートを使用しない場合は、このチェック ボックスをオフにしてください。
注:
  • 既存のテンプレートを直接編集することはできません。置き換える際は次の手順に従ってください。
    1. テンプレートの作成元となったモデルのコピー、または同様のモデルのレポートを表示します。レポートが変更されるため、元のレポートを維持する必要があるモデルは使用しないでください。
    2. [レポート] [設定] [設定]を選択してください。
    3. [レポート]プルダウン メニューから[レポートテンプレートを使用]コマンドを選択して、変更する既存のテンプレートをリストから選び、[テンプレートを選択]ボタンをクリックします。現在のレポートがこのテンプレートに置き換えられます。
    4. レイアウトや画像などに変更を加えてください。
    5. [レポート]プルダウン メニューから[レポート テンプレートとして保存]を選択します。
    6. [保存されたテンプレート]リストの[名前を入力]エントリを選択した状態、またはエントリを何も選択しない状態で、[テンプレート名を保存]フィールドにレポートの名前を入力します。既存のテンプレートの名前を入力して[テンプレートを保存]ボタンをクリックすると、上書き確認が行われます。
ヒント:
  • レポート テンプレートはアカウント内のフォルダに保存されます。単一または複数のコンピュータ上で他のユーザとテンプレートを共有するには、次の手順に従ってください。
    1. [マイ コンピュータ]または Windows Explorer から、コンピュータ内のコンテンツを表示します。
    2. %APPDATA% 変数で指定されるパスに移動([マイ コンピュータ]のアドレス バーに %APPDATA% と入力する)します。通常、ここで指定されるパスは C:¥Documents and Settings¥username¥Application Data となります。%APPDATA% フォルダを参照するために隠しファイルおよび隠しファイルを表示する必要がある場合は、[マイ コンピュータ]の[ツール] > [フォルダ オプション] > [表示]から、[すべてのファイルとフォルダを表示する]にチェックを入れます。
    3. .algor\21.01\ReportComponent フォルダに移動します。数字部分(21.01 など)はインストールされているソフトウェアのバージョンになります。
    4. 適切なユーザが他のコンピュータにログインし、レポート フォルダとマスター フォルダ全体をそのコンピュータの同一パスにコピーします。