仮定: ステンレス鋼線に 200 A の電流が流れています。鋼線の長さは 1 m で、直径は 3 mm です。このワイヤーを 110 ℃の液体に浸します。液体とワイヤーの間の熱伝達係数は 0.004 W/(mm 2 °C)です。
材料特性:
熱伝導率: 0.019 W/(mm°C)
抵抗率: 0.0007 W mm
検出: ワイヤの中央の温度。
この例は解析の設定と実行をカバーするものです。モデルの構築方法については、「電流による発熱」を参照してください。モデルを構築していない場合は、Autodesk Simulation インストール ディレクトリの[モデル]サブフォルダにある heatgen_input.ach ファイルを開くことができます。
設計シナリオ 1 は電流フローを特定するための静電解析となります。設計シナリオ 2 は温度分布を特定するための熱伝導解析となります。
モデルのアーカイブ heatgen.ach は、Autodesk Simulation インストール ディレクトリの[モデル]サブディレクトリに格納されています。モデルを解析するには、[解析パラメータ]ダイアログの[電気]タブを表示し、efo ファイルの正しい場所に移動する必要があります。
リファレンス:
J. P. Holman, Heat Transfer 7th Edition. McGraw Hill. Example 2-4 p. 42.