収束プロット

注: このページの情報は、非線形材料による固有値解析を除く、すべての非線形解析に適用されます。

解析中は解析ウィンドウに収束プロットが既定で表示されます。[解析情報]ドロップダウン メニューでは、[収束プロットを表示]または[ログを表示]のいずれかを選択できます。収束プロットは、ログ ファイルに記述される情報をグラフィカルに表現したものです。収束履歴の各値の詳細については、「非線形解析を実行する」を参照してください。

収束プロットを表示すると、ドロップダウン メニューのボタンが 2 つ追加され、プロットする[X 軸][Y 軸]の値を選択できます。軸のオプションは、解析の反復処理が開始するまで表示されません。

[X 軸]の場合、次のオプションを選択できます。

[Y 軸]の場合、次のオプションを選択できます。

プロット領域を右クリックして表示されるコンテキスト メニューのコマンドを使用して、収束プロットをカスタマイズできます。グラフをエクスポートすることもできます。たとえば、解析レポートにグラフの画像を含めることができます。コンテキスト メニューの最初のレベルにはさまざまなコマンドやオプションがあります。[カスタマイズ ダイアログ]および[エクスポート ダイアログ]コマンドを選択すると、詳細なオプションを指定できるダイアログ ボックスが表示されます。グラフのカスタマイズやエクスポートに関する各種設定を非常に簡単に行うことができます。また、さまざまなエクスポート形式のオプションも指定できます。

収束プロットの例を次に示します。ここでは、X 軸が[時間]、Y 軸が[残差]になっています。[プロット方法]は[バー]に設定されていますが、[点]、[線]、[スプライン]などのオプションも選択できます。

重要: 解析の完了時に収束プロットを操作またはエクスポートする場合は、[自動解析]オプションをオフにします。オンにすると、最後の時間ステップが完了した時点で、解析/収束プロット ウィンドウが自動的に閉じます。解析の自動化を無効にするには、次の手順を実行します。
  1. [ツール] [オプション] [アプリケーション オプション]をクリックします。
  2. [解析]タブをクリックします。
  3. ダイアログ ボックスの上部にある[自動解析]チェック ボックスをオフにします。
  4. [OK]ボタンをクリックして、ダイアログ ボックスを閉じます。

    このオプションをオフにすると、解析が完了しても解析ウィンドウは手動で閉じるまで開いた状態のままになります。また、解析は自動的に開始されないため、[解析]ボタンをクリックする必要があります。収束プロットを再表示する場合は、FEA エディタで [解析] [解析] [シミュレーションを実行]をクリックします。ただし、解析は再実行しないでください。[完了]ボタンをクリックして、解析/収束プロットのダイアログ ボックスを閉じます。