TCB (テンション、連続性、バイアス)

TCB 位置コントローラはファンクション カーブのしきい値のテンション、連続性、バイアスのコントロールを提供します。

TCB コントローラでは、ベジェ コントローラと同じように、カーブを基にしたアニメーションが作成されます。しかし、TCB コントローラは接線の種類や調整可能な接線ハンドルを使用しません。数値を使用して、アニメーションのテンションや連続性、バイアスを調整します。

テンション

アニメーション カーブのカーブ率を制御します。

[テンション](Tension)の値を上げると、グラフは直線に近づきます。また、[前イーズ](Ease To)と[後イーズ](Ease From)の効果がわずかに生じます。

低い値を設定すると、幅が広く丸いカーブが生成されます。また、わずかに[前イーズ](Ease To)と[後イーズ](Ease From)の負の効果が生じます。

既定値は 25 で、キーを通して同じ曲率が生成されます。

連続性

キーでのカーブの接線プロパティを制御します。キーを通してスムーズなアニメーション カーブを生成するには、既定値を使用しなければなりません。既定値以外の値を指定すると、アニメーション カーブに非連続性が生じ、アニメーションに不自然な変化が発生します。

[連続性](Continuity)に対して大きな値を指定すると、キーの両側でカーブしたオーバーシュートが生じます。[連続性](Continuity)の値を下げると、カーブは直線的になります。

このとき得られる効果は、[テンション](tension)の値を上げたときに得られる効果から、[前イーズ](Ease To)と[後イーズ](Ease From)の副作用を取り除いたものです。

既定値の 25 はキーで滑らかで連続的なカーブを作成します。

バイアス

キーに対してアニメーション カーブが発生する場所を制御します。

[バイアス](Bias)の値を上げると、キーを超えてカーブを押すような効果が生じます。この結果、直線的にキーに近づき、誇張されたカーブでキーから離れます。

[バイアス](Bias)に対して小さい値を指定すると、キーの前でカーブが引っ張られるような効果が生じます。この結果、誇張されたカーブでキーに入り、直線的にキーから離れます。

既定値の 25 はキーの両側に均等にカーブを配分します。