オブジェクト インスタンス

3ds Max では、インスタンスはオリジナルのオブジェクトのクローンで、完全に交換可能です。インスタンス化オブジェクトを修正すると、オリジナルも同様に修正されます。

インスタンスはジオメトリが類似しているだけではなく、モディファイヤや要素を共有します。たとえば、モディファイヤを適用して、あるインスタンスを変更すると、他のインスタンスもすべてそのモディファイヤで変更されます。

インスタンスはそれぞれ変換、オブジェクトのプロパティ、スペース ワープのバインディングに対しては固有の設定を持ちます。これらの設定はインスタンス間で共有されません。

3ds Max では、インスタンスは同じマスター オブジェクトから派生します。1 つのモディファイヤを 1 つのマスター オブジェクトに適用したことになります。ビューポートでは、複数のオブジェクトとして表示されるものは、同じ定義の複数のインスタンスです。

たとえば魚の群れを作成する際、1 匹の魚のインスタンスのコピーを多数作成して作業を開始する場合があります。次に、群れの中の任意の魚に[リプル](Ripple)モディファイヤを適用して泳ぐモーションをアニメートできます。これで群れ全体が同じモーションで泳ぎます。