コントローラを割り当て

[コントローラを割り当て](Assign Controller)をトラック ビューまたは[モーション](Motion)パネルで使用して、任意のアニメート可能なパラメータやトラックにアニメーション コントローラを割り当てます。

アニメーション コントローラとアニメーション コンストレイントは、シーン内のオブジェクトやマテリアルをアニメートする際に非常に役立ちます。たとえば、シーン内のオブジェクト位置にキーフレームを設定する代わりに、そのオブジェクトをパス コンストレイントを使用してスプライン カーブに沿って移動させたり、リアクション コントローラを使用してアニメートした任意のパラメータに反応させたり、あるいはオーディオ コントローラを使用して音楽のビートに合わせて移動させたりできます。 リスト コントローラを使用して、コントローラと個々の重みを結合することができます。 オブジェクトの複雑さにかかわらず、さまざまなコントローラで任意の頂点やコントロール ポイントを制御できます。

使用可能なコントローラとコンストレイントの種類については「アニメーション コントローラ」と「アニメーション コンストレイント」を参照してください。

注: コントローラとコンストレイントは、[アニメーション](Animation)メニューから直接割り当てることもできます。これにより、項目が[リスト コントローラ](List controller)の子として自動的に割り当てられます。

コンストレイントとコントローラ

技術的に、コントローラとコンストレイントには、まったく違いはありません。コンストレイントは、2 番目のオブジェクトを使用する必要のあるコントローラです。たとえば、パス コンストレイントは、パスのスプライン オブジェクトを必要とするコントローラです。

特殊コントローラ

特殊コントローラに属する各種コントローラは、[コントローラを割り当て](Assign Controller)コマンドでは割り当てられません。特定の操作の実行時に自動的に割り当てられます。

操作方法

例: [トラック ビュー](Track View)でアニメーション コントローラを割り当てるには:

  1. トラック ビュー階層で、同じ種類のパラメータ項目を 1 つまたは複数選択します。
  2. [編集](Edit)メニュー[コントローラ](Controller)サブメニューで、[Assign](割り当て)を選択します。
  3. [コントローラを割り当て](Assign Controller)ダイアログ ボックスでコントローラの種類を選択します。

    パラメータがアニメートされていれば、新しくコントローラを割り当てると次のいずれかの処理が実行されます。

    • 割り当てたコントローラでも同様のアニメーションが得られるように、アニメーション値が再計算されます。たとえば、[XYZ 位置](Position XYZ)を[ベジェ位置](Bezier Position)で置換してもアニメーションは確実に保存されます。
    • 既存のアニメーション値が失われます。 たとえば、[スムーズ回転](Smooth Rotation)の代わりに[ノイズ回転](Noise Rotation)を割り当てると、スムーズ回転アニメーションの値は廃棄されます。

インタフェース

[コントローラを割り当て](Assign Controller)ダイアログ ボックスでコントローラの種類を選択します。ハイライト表示されているトラックの種類によって、ダイアログ ボックスに表示されるコントローラの種類も違ってきます。

既定値に設定
ハイライト表示されたコントローラが、このタイプのパラメータの既定タイプになります。 たとえば、[フローティング](Float)パラメータを[ノイズ 実数](Noise Float)コントローラに設定すると、すべての[フローティング](Float)パラメータの既定として[ノイズ 実数](Noise Float)が設定されます。 [既定値に設定](Make Default)をクリックすると、変更の確認が求められます。
OK
ハイライト表示されたコントローラがハイライト表示されたトラック(複数の場合あり)に割り当てられます。 これによって、新しいコントローラのパラメータ ダイアログ ボックスが開く場合があります。
親トピック: コントローラの管理