イメージ オーバーレイは、シーンのレンダリング時に照明レベルを計算して表示するレンダリング効果です。イメージ オーバーレイの計測結果の値は、レンダリング シーン上にオーバーレイとして表示されます。カラーは、[分析値カラー コーディング](Analysis Value Color Coding)ロールアウトに表示される疑似カラー コントロールに依存します。 
また、イメージ オーバーレイ効果は、擬似カラーのような表示のレンダリング フレームをもう 1 つ(コントロール数は少ない)表示します。このフレームの外観は重要ではありません。これは単にオーバレイ エフェクトの計算を補助するためのものです。 

イメージ オーバーレイによって計算された照明分析値が表示されたレンダリング フレーム
 イメージ オーバーレイが表示する値は、カラー コーディングされ、最低値は青、最高値は白になります。中間の値は値が増加するにつれて、明るい青から黄色、さらにはオレンジに変わります。 

擬似カラーのような値を使用した追加のレンダリング フレーム
インタフェース

[タイプと範囲](Type and Range)領域
- [量](Quantity)ドロップダウン リスト
-  計測するライトの種類を選択します。照度(既定値)または輝度のいずれかと一致します。 
- [スケール](Scale)ドロップダウン リスト
-  カラー値のマッピングに使用するスケールを選択します。[線形](Linear)または[対数](Logarithmic)のいずれかを選択します。既定値は[線形](Linear)です。 対数スケールは、対象となるサーフェスの照明がシーンの最大照明よりも低い場合に便利です。  
- [最小](Min)、[最大](Max)
-  レンダリング時にマッピングして表示する最小値および最大値を設定します。最小値よりも低い値は左端の表示カラーにマッピングされ、最大値よりも高い値は右端の表示カラーにマッピングされます。 照度と International 照明単位の場合、既定値は最大値が 0 ルクス(lx)、最高値は 10000 ルクス(lx)です。システムのライト単位が American の場合、これらの値はルクス(lx)ではなくフートキャンドル(fc)として表示されます。  輝度の場合、単位はカンデラ/平方フィート(cd/ft^2)です。  
[表示オプション](Display Options)領域
- イメージ全体に番号を表示 (スクリーングリッド)
-  チェック マークを付けると、レンダリング フレームは照明値をレンダリング イメージ上のグリッドに重ねて表示します。既定値ではチェックマークが付いています。 
- ライトメータ ヘルパー オブジェクトの番号を表示
-  チェック マークを付けると、レンダリング イメージ上にシーン内のアクティブなライトメータによる値を重ねて表示します。既定値ではチェックマークは付いていません。 このオプションは、輝度を計測する場合は無効になります。  ヒント: 3ds Max ではイメージ オーバーレイ値とライトメータ値の両方を同じレンダリングに表示できますが、通常は分かりにくくなります。 一度にいずれかの値をレンダリングした方が便利です。  
- カメラの名前を表示
-  チェック マークを付けると、レンダリングの右下にカメラの名前が表示されます。アクティブなカメラがない場合、代わりにビューポート名が表示されます。既定値ではチェックマークが付いています。 
- デイライト情報を表示
-  チェック マークを付けると、レンダリングの左上コーナーにデイライト システムに関する情報が表示されます。既定値ではチェックマークが付いています。 
- バックグラウンド イメージを弱く
-  チェック マークを付けると、レンダリング シーンが淡色表示され、重ねて表示された照明値が見やすくなります。既定値ではチェックマークが付いています。 
[スクリーン グリッド レイアウト オプション](Screen Grid Layout Options)領域
- [垂直方向の間隔](Vertical Spacing)と[水平方向の間隔](Horizontal Spacing)
-  照明の計測値が表示されるグリッドの間隔を設定します。大きい値を設定するほど、表示される結果は少なくなります。既定値はいずれも 40 です。
[統計](Statistics)領域
- 表示されている最大値
-  イメージ オーバーレイを使用してレンダリングした後、このフィールドには計測された照明の最大値が表示されます。