シミュレーションが終了したら、結果の確認を開始できます。まず、ゼロ度モデルで開始します。
- Abaqus 内でをクリックし、bar_zero_output.odb を選択します。これにより、Visualization モジュールで出力データベースが開きます。
- をクリックしてコンター プロットを表示します。
- 次に、出力変数のリストから SDV1 を選択します()。SDV1 は材料の破壊状態を表し、ここで 1 = 破壊なし、2 = 破壊済みを示します。
- 荷重履歴全体を見て、バーにおける破損の進展を確認します。
ここで、Advanced Material Exchange で作成された理想的な曲線と比較するために、応力-ひずみプロットを作成できます。
- を選択します。表示されるダイアログ ボックスで、[ODB field output]オプションを選択して、[Continue]をクリックします。
- 表示されるダイアログ ボックスで、[Position]に[Integration Point]を選択し、[E22]および[S22]チェック ボックスをオンにします。[Elements/Nodes]タブで、[Edit Selection]をクリックし、ビューポートで破損した要素の 1 つを選択します。
- [Save]をクリックし、[OK]、[Dismiss]を順にクリックします。
- ここで、プロット用にスプレッドシートにデータをコピーできます。
出力結果で非線形応力-ひずみデータが非常に良好に表現されているのが確認できます。Advanced Material Exchange によって生成されるゼロ度の曲線フィットを思い出すと、出力結果が非常に一致していることが分かります。繊維充填材料の非線形動作を捉える機能は、構造解析の精度において非常に重要です。
さらに、bar_ninety_output.odb ファイルに対して上記の手順を繰り返すことができます。SDV1 のプロットと応力-ひずみ曲線(E11 対 S11)を次に示します。ここでも、入力された応力-ひずみデータとシミュレーションで生成された結果がよく一致しているのが分かります。