非線形材料データを追加する

非線形解析で使用する塑性材料データを指定します。

弾性-塑性材料モデルの使用を選択した場合、関連する非線形材料データが必要となります。特定の非線形材料データが使用可能な場合は入力することができます。そうでない場合は、Advanced Material Exchange は材料のファミリー グレードに基づいた一般的な非線形データ セットを提供します。

非線形データの指定を選択した場合、応力、ひずみ、角度、温度の順番に入力する必要があり、コロン、セミコロン、またはタブを区切り文字として使用できます。これを実行するには:

  1. [Material] > [Add] > [Add Non-Linear Material]をクリックします。
  2. データを入力するか、または Excel またはテキスト ファイルからコピーして貼り付けます。
  3. データに適切な単位を指定します。
  4. 各列に入力するデータがない場合、連続した区切り文字を使用して空白にしておくことができます。
下図に示すデータは、次のようにウィンドウに貼り付けられました。
0;0;0;23
17.5;0.0015;0;23
35;0.003;0;23
52.5;0.0046;0;23
70;0.00625;0;23
100;0.0095;0;23
125;0.01275;0;23
150;0.016;0;23
168;0.01925;0;23
180;0.0225;0;23

注: Advanced Material Exchange2015 リリースでは、0、45、90 度の角度でのデータ入力のみをサポートしています。各角度のデータは 15~50 のデータ点を含み、材料の弾性範囲内に少なくとも 1 つのデータ点を持つ必要があります。

入力したデータに対して必ず単位を指定してください。応力は(MPa)または(psi)、角度はラジアン単位または度単位、温度はケルビン、摂氏、または華氏で入力できます。

ダイアログ ボックスの下部で、[Add Material Test Information]をクリックし、物理的なテスト プロセスに関する詳細情報を入力します。

パーソナル データベース

解析で同じ材料をよく使用する場合は、Advanced Material Exchange を使用するたびにデータを追加する必要がないように、Moldflow のパーソナル データベース内に非線形データを保存することができます。非線形データは、材料が Advanced Material Exchange にインポートされたときに、材料とともに保存されます。

非線形応力/ひずみデータを追加した後に、パーソナル データベース ファイルを作成するには:
  1. [Material] > [Export] > [Export Material Data]をクリックします。
  2. Moldflow Synergy 材料フォルダ(通常は C:¥Program Files¥Autodesk¥Simulation Moldflow Synergy 2015¥data¥udb)にファイルを保存します。
  3. Moldflow Insight モデルを開き、材料を選択します([Home] > [Molding Process Setup] > [Select Material])。
  4. メーカーを見つけ、先ほど保存した .udb ファイルに適切な商品名を選択します。

この材料には Ramberg-Osgood パラメータが格納されているため、Advanced Material Exchange にモデルをインポートした場合に、非線形応力-ひずみデータを追加する必要はありません。