解析ステップを作成して解析コントロールを定義する

モデルに境界条件と出力要求を追加できるステップを定義します。

1. [Step]モジュールに切り替えます。
2. Load_Step という名前の新しい静的で一般的なステップを作成します([Step] > [Create])。
3. [Edit Step]ダイアログ ボックスの[Basic]タブで、[Nlgeom On]をオンにします。
4. [Incrementation]タブで、[Initial]および[Maximum]増分サイズを 0.01 に、[Maximum number of increments]を 1000 に設定します。
   • 通常、Simulation Composite Analysis では解析で増分サイズが縮小されるのを防ぎます。非線形ジオメトリを使用した場合、Abaqus ではジオメトリの収束問題を解決するために、増分サイズの縮小が必要な場合があります。したがって、ジオメトリの収束問題が発生する場合に備えて、増分の最大数を増加することをお勧めします。
5. [Other]タブで、[Extrapolation]を[Linear]から[None]に変更します。
   • [Extrapolation]オプションを[None]に設定することは、Simulation Composite Analysis の粘性材料を使用した解析のみで必要です。
6. [OK]をクリックします。

Simulation Composite Analysis を使用した場合に強力な収束を実現するには、解析コントロールを既定の状態から変更する必要があります。

7. メイン ツールバーから[Other] > [General Solution Controls] > [Edit] > [Load_Step]をクリックして[General Solution Controls]ダイアログ ボックスを開き、警告は無視して、[Specify]ラジオ ボタンをクリックします。
8. [Time Incrementation]タブで、I₀ および I_R 両方の値に 1000 を入力します。
9. 「more」というラベルが付いた最初のタブをクリックし、I_P、I_C、I_L、I_S の値に 1000 を入力します。I_T を 10 に設定します。

   これらの特定の値を大きくすることで、Abaqus で Simulation Composite Analysis が提供する改善された収束特性をフルに活用できます。

10. [OK]をクリックします。